ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ナンテン

2017年07月16日 | 沖縄の草木:中木

 私は小食ではあるが、食べるのは、特に美味しいものを食べるのは好きで、同じ栄養を取るのなら、美味しいものをよく噛んで、味わって取りたいと常々思っている。よって、サプリメントの類を一切飲まない。それらは私にとって、食べる楽しみを奪うものとしか映らない。ビタミンCはゴーヤーで、カルシウムはヒジキで取りたい。
 一粒のサプリメントも無い私の部屋にはまた、薬の類もほとんど無い。痔が出たときや出るのを予防するためにオロナイン軟膏は置いてある。薬の範疇に入るのか知らないが、よく切り傷をこさえるのでバンドエードも常備している。それら以外に常備薬は置いていない。腹壊したときも、風邪ひいたときも薬は、よほど大事な仕事があって出勤しなければならない時(めったに無い)でない限り飲まない。野生の獣のように静かに、じっと回復を待つ。腹痛は1日、風邪は3、4日でたいてい治る。

 病気を治すのとは違う意味で、常備では無いが、時々買っている薬がある。飲み会が続いて、タバコ吸い過ぎだな(普段は1日7、8本だが、飲み会ではその時間だけで10本くらい吸う)と感じた時に、のど飴を買って、舐めている。
 そののど飴、最近のお気に入りは沖縄産の「ウコンのど飴」。飲み会が続いているということで、肝臓にも優しいものをと思ってのこと。以前は、カンロのど飴とか龍角散のど飴とか、そして、南天のど飴なんかをよく使っていた。
 今回、ナンテンを調べて判ったことだが、南天のど飴の南天は、植物のナンテンを指していたのだった。てっきり、南天は製造している薬会社の名前とばかり思っていた。南の空ののど飴、何だか雄大で明るい感じがする。鹿児島辺りに会社があって、喉の痛みも天の力で治してくれるって意味を込めたのだろう、くらいに思っていた。が、植物のナンテンは、その果実に薬効成分があり、風邪の咳止めに使われるとのことであった。

 
 ナンテン(南天):添景・切花
 メギ科の常緑低木 原産は中国 方言名:ナンティン
 地面から何本もの幹を出して株立ちになる。高さは2m前後。春の終わりから初夏にかけて白色の小さな花が咲くが、花よりも冬に真っ赤に熟する丸い実の方がより観賞価値が高く、愛でられている。赤い実をたわわに実らせた枝が切花として用いられる。
 文献には常緑低木とあるが、庭で使う場合は、高さ2m前後の添景樹として扱われることが多い。日向でも半陰でも育つので、玄関先でも裏庭でも、どこでも使える。羽状複葉の葉は風にさらさらと揺れ、涼しげに感じる。株が増えすぎると煩くなるので間引く。
 『新緑化樹木のしおり』、『沖縄の都市緑化植物図鑑』は緑化樹木、あるいは緑化植物とある通り、いわば庭木の本でもあるが、両者にナンテンの記述が無い。半日陰でよく生育するし、形も良いし、花も実も観賞できるし、「難を転じる」という意から縁起ものでもあるし、庭木としては一級品だと私は思うのだが、記述が無い。なぜだか不思議。
 
 花
 
 実

 記:2005.2.26 島乃ガジ丸 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ナリヒラダケ | トップ | ハマセンナ »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。