ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

草に埋もれて

2008年12月12日 | ガジ丸通信-社会・生活

 我が愛する詩人、山之口獏の作品に『生活の柄』というのがある。昔(35年位前になるか)、高田渡がそれに曲をつけて、歌って、ヒット(あまり一般的では無かったかもしれないが、一部には強烈的に)したので、ご存知の方も多いと思われる。私は、少なくとも1番だけなら記憶にちゃんと残っている。ギターを弾いて歌うこともできる。

 歩き疲れては夜空と陸との 隙間にもぐりこんで
 草に埋もれては寝たのです 所かまわず寝たのです。
 歩き疲れては 草に埋もれて寝たのです。
 歩き疲れ 寝たのですが 眠れないのです。

 2番以降はうろ覚えなので、渡のCDから歌詞カードを引っ張り出す。歌は3番まであって、3番にタイトルの言葉、生活の柄が出てくる。

 そんな僕の生活の柄が 夏向きなのでしょうか
 寝たかと思うと またも冷気にからかわれて
 秋は 秋からは 浮浪者のままでは眠れない。

 このところ連日、派遣社員の首切りのニュースが流れている。今朝もめざましテレビでやっていた。彼らは職だけで無く、住んでいる家も追い出されるらしい。この寒空に放られる。何て悲惨な!と思う。放られた彼らは野宿を余儀なくされる。草に埋もれて寝るのが沖縄ならまだ良い。沖縄なら冬であっても、埋もれる草があるならば何とか寝ることが可能である。それが倭国なら、冬の野宿、凍死の可能性が高い。

 今年の冬のボーナスが何年かぶりに前年を下回る額になったという。それでも、平均して50万円程あるらしい。50万円、零細企業に勤める私から見ればすごい額だ。
 私の会社も10年ほど前まではボーナスがあった。夏は半月分、冬は1ヶ月分。薄給の私は夏冬合わせて約20万円しかなかったが、それはありがたいものであった。10年前からボーナスは寸志と名前が変わり、夏冬足して数万円となる。5年ほど前からはその寸志も無くなった。公共工事に頼る建設関連業者はずーと不況なのである。
  月給は減額され、ボーナス0円ということもあって、今年の私の年収はついに200万円に届かない見込み。しかしながら、そう嘆くのは贅沢みたいである。めざましテレビで紹介されていた派遣社員の人は月給15万円ほどで、何の保証も無い。会社の寮を追い出されたら路頭に迷うしかない。ボーナスどころの話ではまったく無い。
 政治家のみなさん、彼らを救うのはあなたたちの仕事です。早よ総選挙をやって、考えのしっかりしたリーダーを立て、効果のある政策をまとめ、速やかに行動を起こしてもらいたい。でないと、平和の国日本でも暴動が起きるぜ。
 私は、草に埋もれて寝ることができるので、暴動には参加しないが。
          

 記:2008.12.12 島乃ガジ丸

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