ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

クラシック

2010年12月31日 | 沖縄03音楽芸能・美術工芸・文学

 平原綾香は可愛い人だと私は思うが、彼女の歌い方はあまり好きでは無い。情感を込めた歌い方が私の好みでは無い。同じ理由から、物心ついてから現在までずっと、私は演歌が好きでは無い。大声で叫ぶロックもまた苦手としている。
 高校の頃、周りにクラシック好きの友人が多くいた影響で、私もクラシックに興味を持ってよく聴いた。生意気な少年たちはフルトベングラーがどうの、カラヤンがどうの、カール・ベームがどうのと話をしたが、実際のところ、私にはよく解らなかった。

 その頃、那覇市牧志、元の那覇ショッピングセンター、今のテンブスの道を隔てた北隣にセンハチという名の喫茶店があった。センハチは1812年を略した言い方。チャイコフスキーの大序曲『1812年』に因んでいる。クラッシクを聴かせてくれる喫茶店であり、クラシック好きの首里高生の溜まり場となった。私も数回行っている。
  2年の時か、3年の時かはっきり覚えていないが、首里高校ブラスバンド部が全国大会で金賞を取った。演奏曲は『木星』、ホルストの組曲『惑星』の中の一つ。首里高校バンド部は毎年、那覇市民会館で定期演奏会を行っている。その年、金賞を取ったその曲を、定期演奏会で披露した。私もその場にいて聴いた。コンサートで、クラシックを聴いて感動したのは、この時が初めてだったのではないかと記憶している。
 『木星』はドラマチックな曲ではあるが、首里高校の少年少女たちが演奏する『木星』は、少なくとも、平原綾香のそれよりは知的であったと思う。感情を表に出さずに感情を伝える。悲しい気持ちは涙を見せずとも伝えることができる。それが知的に見える。

 私はショパンやベートーベンよりもモーツアルトやバッハを多く聴くが、最近では、ジャズミュージシャンである義兄が嫌う、リズムの無いバッハのインヴェンションなどを好んで聴いている。ほとんど感情の感じられない曲である。そんな曲を好む私は知的である、などと言いたいのではない。私は感情的な音楽が苦手なのである。感情的な人間も苦手なので、女のヒステリーに関してはまったくもってお手上げとなっている。
 3月19日(日曜日)、養秀同窓会(首里高校の同窓会)の主催するコンサートが那覇市民会館で催された。演奏曲は唱歌で、形態はクラシック音楽であった。首里高校ブラスバンド部は出演しなかったが、そのOBが何人かメンバーにいるであろう沖縄交響楽団が出ていた。首里高校合唱部も出て、あまり感情的でない静かな演奏を聴かせてくれた。
     

 記:ガジ丸 2006.4.13 →沖縄の生活目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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