ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

今日やらなかった後悔

2006年02月17日 | ガジ丸通信-その他・雑感

 冬季オリンピック開催中であるが、私はほとんど興味が無くて、テレビも観ていない。私の愛するミュージシャン、鈴木亜紀が大好きだというフィギアスケートも、申し訳ないがほとんど興味が無い。ただ、ニュースのついでのスポーツニュースは何気に観ているので、オリンピックに出場する選手については少々知っている。フィギアでは、オリンピックに出場しない中学生の子が、出場する3選手よりも上手で、3選手よりはるかに美人であることも知っている。まあ、そんな程度である。
 トリノオリンピックと聞いて、鳥のオリンピックと連想した私は今週、ガジ丸HPで沖縄に生息する鳥、カンムリワシ、サシバ、ツバメ、キセキレイ、ハクセキレイの5種を紹介すると共に、このガジ丸通信で、鳥の徒競走、鳥の幅跳びなどがあれば、どんな鳥が優勝するかなどといった話を書こうかと思っていた。ところが、トリノオリンピックと聞いて、鳥のオリンピックと連想した駄洒落好きオジサンは世の中にあまたいるようで、数日前の「笑っていいとも」で、その話題が出ていたのである。世の中にあまたいる駄洒落好きオジサンたちの感性と、私は同程度の感性だったのかとガックリする。せめて、駄洒落好きオジサンたちの二番煎じと思われないように、彼らに先駆けて、鳥のオリンピックの話は、少なくとも先週には書いておくべきだったと後悔したのである。
 若い頃、遠藤周作が狐狸庵という名で書いた作品が好きで、多く読んだ。狐狸庵の言葉の中に「明日できることは今日するな」というのがあって、「まるでウチナーンチュみたいな人だ」と思ったのであるが、実際には、遠藤周作は真面目で、ものごとを深く考える人で、「今日できることは今日する」ような人であったに違いない。なればこそ、優れた作品を多く残し、文学者として大成したのであろう。
 「明日できることは今日するな」を実践している人は、ウチナーンチュには多くいる。わざわざ探さなくても、身近にいくらでもいる。かく言う私も若い頃はそうで、今でもその気分はいくらか残っており、「これは明日でいいや、来週でいいや、来月でいいや、来年でいいや」と先延ばししていることがたくさんある。そういったことで、時機を失し、チャンスを逃していることがあるかもしれない。「鳥のオリンピック」のようにちょっぴり後悔するようなことはいくつもあるに違いない。でも、そんなの、大したことじゃ無い。
 ガジ丸の島に住むキャラクターたちが活躍する絵本を、いつか・・・まあ、来年辺りからボチボチ書いていこうかと予定している。書いたものを批評してくれる人は、メル友である「ふらここ」のまりこさん、甥の女房である才色兼備のM女などの数人を想定している。そして、私の書いた絵本が、絵本として世間に出せるものかどうかという判断をしてくれる人は別に想定しており、それは、従姉の亭主の兄にあたるM氏。彼は新聞社の文化部に長く勤めていた人で、出版関係には詳しいと思われるのである。
 M氏が重い病気で入院しているというので、数日前、見舞いに行った。ずいぶんと痩せてはいたが、声ははっきりしており、話しぶりもしっかりしていて、ニコニコと笑う、相変わらずの柔和な顔を見ると、「回復する病気なんだな」と私に思わしめた。
 「ウナ爺」というキャラクターが私の頭の中にある。モデルはそのM氏。いつもニコニコしていて、子供たちを見ると、いつもウンウン肯いているからウナ爺という名前。ウナ爺が活躍する物語も私の頭の中にはある。それだけでも先に書いておいて、M氏に見せておけば良かったのである。ウナ爺は畑仕事をする。種を植える。どんな花が咲くか分らない不思議な種もいっぱい持っていて、それは子供たちと共同で作った花壇に、毎年子供たちと一緒に植える。「ウナ爺、この種はどんな花が咲くの?」と訊いても、「さあね、咲いてからのお楽しみダネ」とニコニコ笑うばかり。
 ウナ爺と子供たちとの関わりから、不思議ダネから育つ不思議花の話を絡めながら、子供たちの成長していく様を語り、「生きていると楽しみがいっぱいある」がテーマの物語。ウナ爺はだから、長生きであるという設定である。その物語、書こうと思えば今日できることであったのだが、先延ばししてきたせいで、ついに、もっとも見てもらいたい人に見せることができなくなってしまった。この後悔は、ちょっと大きい。

 記:2006.2.17 ガジ丸

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