ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ゴキブリヤセバチ

2014年09月19日 | 沖縄の動物:昆虫-膜翅目(ハチ他)

 名前より見た目良し

 畑にはたくさんの虫がいる。今(9月)は、トンボ類、バッタ類、ハチ類が目立って多くいる。トンボ類ではウスバキトンボが群れて畑の上を飛び回り、ショウジョウトンボやハラボソトンボも多い。バッタ類ではマダラバッタが最も多く、ショウリョウバッタ、オンブバッタ、クルマバッタなどもよく見る。コオロギ類もいっぱい。そんな虫達、先日チビアシナガバチに3ヶ所刺され、ちょっと痛い思いをしたが、特に嫌ってはいない。もちろん、畑の作物を食害する奴ら(カメムシなど)には大いに憤慨しているが。
  作物の害虫も含め、体に害のあるハチやムカデ、カ、ブヨなどを除けば、虫のほとんどは嫌いではない。体に付いたとしても平気である。ただ一つ、衛生的に間接的な害はあるかもしれないが、体に直接的な害は無いであろう虫でも、体に付いたら、それこそ虫酸が走るほど嫌いな虫がいる。ゴキブリ。見るのも嫌なくらいだ。

 ゴキブリヤセバチ、名前から想像すると虫酸が走る奴だが、見た目はちっとも気持ち悪く無い。見た目だけでなく、ハチと名があるけど人を刺したりもしない。見た目はちっとも気持ち悪く無いのにゴキブリと付いているのが可愛そうになる。
 「このグループはゴキブリやカマキリなどの卵に寄生する」とあることからゴキブリという名だと思われるが、ゴキブリだけで無く、カマキリからも名を取ってブリカマにしたら良かったのにと思う。美味しそうな名前になる。もちろん、食わないが。

 
 ゴキブリヤセバチ(蜚蠊痩蜂):膜翅目の昆虫
 ヤセバチ科 沖縄、台湾、インド他、熱帯地方に分布 方言名:不詳
 名前の由来は資料が無く正確には不明。漢字の蜚蠊痩蜂も私の想像。『沖縄昆虫野外観察図鑑』に「このグループはゴキブリやカマキリなどの卵に寄生する」とあることからゴキブリだと思われ、漢字の蜚蠊は広辞苑から。ヤセは体型が細いことから痩せ。
 同書にはまた、「腹部を軍艦旗のように上方に向けて静止するため、英語ではEnsign flies」とあった。Ensignって何だ?と英和辞典を調べると「船舶などが国籍を示すために掲げる旗」とあった。fliesは私でも解る、蝿のこと、その複数形。
 体長は7~8ミリ。体色は黒く、腹部が極端に細い。成虫の出現は周年。「世界には20種ほどいるが、日本には本種のみ」とのこと。沖縄ではよく見かける。

 記:2014.9.13 ガジ丸 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『学研生物図鑑』本間三郎編、株式会社学習研究社発行
 『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』福田春夫、他著、株式会社南方新社社発行

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