ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オウゴンジュ

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 2005年7月に、那覇市の与儀公園で撮った写真の植物を、てっきりオウゴンジュだと勘違いして、HPでそのように発表したが、3年後の2008年には既に、それが間違いであることを認識していた。その頃、別の場所で撮った黄色の花の植物がキンレイジュだと判り、オウゴンジュだと思っていた写真の植物もそれとそっくりで、また、図鑑を見ると、キンレイジュとオウゴンジュでは葉の形状が大きく異なっていた。
 ならば、オウゴンジュを急ぎ探さなければならないとその時思い、以来2年近く、オウゴンジュはいつも頭の中に「探す植物」として留めていた。
 今年(2010年)になって、参考文献の一つ『沖縄の都市緑化植物図鑑』にじっくり目を通す機会があって、オウゴンジュのページもじっくり見た。すると、「あれっ?この葉の形はどこかで見たぞ。」となった。「写真は撮ったけど正体不明の植物」をまとめてあるパソコン内のフォルダを開き、確かめる。2009年5月に末吉公園で撮った樹木、図鑑と同じ黄色い花で、図鑑で図示されている葉の形が似ていた。
 図鑑の写真は樹冠全体に花が付いているが、その写真の樹木はちょぼちょぼとしか付いていない。「違うの?」と思いつつ、説明文を読むと「沖縄では開花数が少ない」とあった。「そうか、ならば、お前がオウゴンジュだな。」と、私は犯人を突き止めた探偵のような気分になった。犯人は原産地と異なる環境の中で、その環境に沿った形に変装していたのだ。探偵は1年前に犯人を見ていたが、その変装に気付かなかったのだ。
 
 オウゴンジュ(黄金樹):公園
 ノウゼンカズラ科の常緑高木。原産分布は熱帯アメリカ。方言名:無し
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』にはオオゴンジュと表記されているが、別名としてゴールドツリーともあり、それは英名のGold treeからきていると思われので、黄金樹(オウゴンジュ)とした。『沖縄園芸百科』には黄金樹の字があてられている。
 高さは10m以上にもなる高木だが、強風に弱いため、台風時に倒木しやすいとある。花はラッパ状の鮮やかな黄色。枝先にかたまって咲く。開花期は4月から6月。 
 
 花
 
 葉

 記:島乃ガジ丸 2010.4.5 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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