ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

サキシマスオウノキ

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 去年だったか高校の同窓会があった。200人ばかりが集まったが、その多くは10年ぶりに会う。話を聞くと、もう孫のいる奴もたくさんいた。
 私が今、定期的に付き合いのある同級生は、模合(正当な理由のある飲み会)仲間と養老会(養老の滝で始まったのでこの名)仲間であるが、・・・今手元に模合メンバーと養老会メンバーの名簿がある。重複している者を除き、かつ、女性を除くと合わせて22人の同級生がいる。それを見ると、22人のうち孫がいるのはたったの1人。私の周りは晩婚が多いようだ。結婚した年齢を見ると、22人のうち、20代後半5人、30代前半5人、30代後半4人で、40代後半が1人。うむ、なかなかの晩婚集団である。さて、残りの7人はというと、まだ独身なのである。もしも、その残りの7人がこれから結婚するとなると、これはもう、大晩婚と言うべきであろう。

 サキシマスオウノキはバンコンである。といっても、成長が遅く、子孫を残す能力を持つのに何年もかかるという意味では無い。この場合のバンコンは板根ということ。地際に生える根が板状になるのである。地盤の軟弱な場所で大きな体を支えるのに、衝立のような板根が役に立つらしい。この板を、昔は船の櫂としても利用したとのこと。

 さて、話は戻るが、晩婚とはいったい何歳からだろう。晩婚を辞書でひくと、「年をとってからの結婚。婚期をすぎてからの結婚。」(広辞苑)とあった。曖昧である。それじゃあ婚期とは何歳から何歳までかと、今度は婚期をひく。「結婚に適当な年頃」(同)とある、これもまた曖昧。ならば、「結婚に適当な年頃」とは結婚適齢期のことだと判断して、それを調べる。結婚適齢期とは、「結婚するのにふさわしい年齢」(同)とのことであった。結局曖昧なまま。まあ、世間の結婚する平均年齢から、だいたいこの辺りは晩婚である、と判断すれば良いのだろう。私はしかし、晩婚だろうが大晩婚だろうが、結婚したいと思う時が、その人の「結婚適齢期」だとは思っている。
 
 サキシマスオウノキ(先島蘇芳の木)
 アオギリ科の常緑高木 南西諸島、東南アジア、他に分布 方言名:シーワーギー
 漢字が文献に無く、勝手に先島蘇芳の木としたが、先島は間違いない、スオウも蘇芳以外には考えられないので、おそらくこれで当たっていると思う。しかしながら、スオウノキを見たことが無く、どの文献にも写真が無いので、本種とスオウノキが似ているかどうかについては不明。スオウノキは染料として有名で、本種も染料となるところから、両者似た色の染料ということなのかもしれない。ただし、スオウノキはマメ科。
 高さ5~10メートル。マングローブ林内に多く自生するが、山中でも見られる。公園木としても利用される。花は黄緑色の小さな花。染料になり、薬用にもなる。上記の通り、地際の根は板根となる。板根は船の櫂などに利用されたとのこと。
 
 葉
 
 板根

 記:島乃ガジ丸 2006.10.20 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行

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