ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

コンビーフハッシュ

2011年03月21日 | 沖縄の飲食:缶詰・加工品・他

 チャンプルーにハッシュ

 沖縄の食堂で野菜チャンプルー(炒め)などを注文すると、たいていは野菜以外に豆腐や肉が入っている。肉の替わりにポークランチョンミート(ウチナーンチュはポークと言っている。スパムとかチューリップとかの銘柄がある)が入っていることも多い。あるいは、コンビーフハッシュなるものが入っているのもよく見る。
 高校生の頃、チャンポンという食い物が流行って(今でもあると思う)いた。チャンポンと言っても長崎のチャンポンとはまるで違う。沖縄のチャンポンはご飯の上に野菜炒めをカレーライスのようにかけたもの。たぶん、ご飯とおかずを混ぜたものだからチャンポンという名前。チャンポンにはたいていコンビーフハッシュが入っていた。

 コンビーフハッシュは缶詰として沖縄に入ってきた。これも戦後すぐに駐留軍が持ってきたもの。アメリカの食文化である。英語で書くとcorned-beef hashとなる。コンビーフと書いたが、コーンビーフと言った方が近い。cornedは塩漬けのという意味で、hashは細かく刻んだ料理という意味。塩漬け牛肉の細かく刻んだ料理ということになる。
  コンビーフハッシュの缶詰は、挽き肉みたいに細かい牛肉と、5ミリ角位に賽の目にされたジャガイモが入っている。コンビーフというハッシュの付かない缶詰も別にあって、これは牛肉だけで、ジャガイモは入っていない。ウチナーンチュはコンビーフハッシュとコンビーフを使い分けて料理するが、コンビーフは、沖縄ではあまりメジャーでは無い。コンビーフというとコンビーフハッシュを指す場合が多いと思われる。
 沖縄で○○チャンプルーを注文して、その中に牛肉の挽き肉状のものと、5ミリ角位に賽の目にされたジャガイモが入っていれば、それは缶詰のコンビーフハッシュが使われていると見て、まず間違いは無い。今では、沖縄の食文化に欠かせない缶詰なのである。

 20年ほど前、アメリカへ行った時に、コーンビーフサンドなる食い物があった。私はてっきり、コンビーフハッシュのサンドイッチであろうと予想したのだが、具はスライスされた牛肉であった。ローストビーフに似ていた。今から思えば、あれもまた塩漬け牛肉に違いは無かったのである。塩漬け牛肉のスライス、だったのである。 
      
 記:ガジ丸 2005.12.27 →沖縄の飲食目次

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