ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

食欲の支配者

2012年03月23日 | ガジ丸通信-社会・生活

 金曜日の職場の事務所は1階にあり、その上の2階は喫茶店になっている。コーヒーを注文したりの用があって、週に1回程度は顔を出す。時間は決まっていないが、昼食時で忙しいであろう時間帯は避けて、たいてい2時とか3時とかになる。
 その時間にも客はいる。2、3人から4、5人はいる。その多くは女将の知人友人らしく、たいていカウンター席に座っていて女将とユンタク(おしゃべり)している。女将の友人知人は女将と同世代か一回り上、一回り下の女性がほとんどである。女将より一回り下といっても十分にオバサンという年齢だ。一回り上は超ベテランオバサンとなる。
 そのオバサンたちはほとんど私とも顔見知りである。顔見知りだが名前の知らない(というか、紹介されているけれど私が覚えていない)人が半分くらいいるが、昔から良く知っている人が残りの半分である。どちらであっても親しく声は交わす。

 「ケーキの差し入れがあるけど食べない?」
 「いや、要らない、ありがとう。」
 「サーターアンダギーあるけど食べない?」
 「いや、要らない、ありがとう。」
 「○○さんがクッキー持ってきたけど食べない?」
 「いや、要らない、ありがとう。」

  「・・・食べない?」と訊くのはオバサンの誰か、「いや、要らない」は私のセリフ。まあ、喫茶店なので当たり前のことかもしれないが、オバサン達はたいてい何か食べている。たいてい何か食べていて、私が顔を出すと上記のような会話が時々交わされる。そして、「いや、要らない」と言う私は、「変な人ねぇ」と評価される。
 私もその全てを断っているわけではない、ケーキはその全てを断るが、サーターアンダギーやクッキーは「誰かの手作り」などと言われると、お相伴にあずかることが多い。和菓子類だと、「ありがとう、1つでいいよ」とたいてい頂いている。
          

 友人Hの店に行くとたいていそこにはお菓子か何か食い物があり、女房のE子、さらにはその友人のベテランオバサン達がいたりすると、オバサン達はたいてい食っている。まるで食い物が無いと話もできないみたいである。オバサン達は私にも勧める。「天ぷらあるよー、食べなさい」、「焼芋あるよー、食べなさい」などと。
  私は「いや、要らない、ありがとう」と言う場合も多い(お菓子の類はほとんど)が、E子は料理上手なので彼女が作った食い物の場合は概ね頂いて帰る。持ち帰って、食事時になってから頂く。目の前にあっても時間を考慮せずに食うことはあまり無い。

 食い物はお腹が空いた時に食えばいいじゃないかと思っているので、私はあまり間食をしない。オバサン達がいつも何か食べているのを見ると養鶏場の鶏を連想する。鶏は人間にその食欲を支配されているが、オバサン達もまた、甘いものは美味しいよ、脂の乗った肉は美味しいよ、ファストフードが美味しいよ、などと何者かによって操作されているのではないかと思えてならない。「食べてごらん、癖になるから」と囁かれて。
          

 記:2012.3.23 島乃ガジ丸

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