ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

トゥルバヤーにも三分の理

2010年12月18日 | 沖縄04行事祭り・生活風習・言葉

 週末の土日には畑仕事、散歩、買い物、部屋の掃除などのやるべきこと、あるいはやりたいことがたくさんある。土日にはまた、それら以外の用事が、あるいは計画的に、あるいは突発的に発生する。そしてそれらは、ほぼ毎週ある。
 最近あった土日の用事は、職場の庭手入れ1日、これは計画的な用事。パソコン教えに3ヶ所2日、親戚の仕事の手伝い半日、などが突発的な土日の用事となった。
 姉一家、姉とその亭主と次男の3人が夏のバカンスで実家に帰ってきた。先々週の日曜日の朝、電話で起こされて「今日の夜、食事会やるからね」と言う。姉は名前を名乗らないので、帰ってきていることも私は知らないので、寝ぼけている脳みそでは、最初は誰か判らない。寝ぼけているので、その時はテキトーな応諾の返事をするが、後で断る。
 先週の金曜日、またもや姉から「今夜食事会するからね」と電話があるが、これはきっぱり断る。さらに、「明日、息子が革靴を必要としている。アンタのを貸して、持ってきて」と言う。「借りる方が取りに来いよ」と心では思うのだが、これは断れなかった。実家への往復4、50分が突発的な用事となってしまった。それにしても、今日の計画を今日話するなんて、どうやら彼女は、私がいつも暇をしていると思っているようだ。私がいつでも姉家族のために時間を空けているとでも思っているようなのだ。

 ガジ丸HPにたびたび登場する従姉も、小さい頃から一緒に暮らしていたということもあって、姉と似ている。「土日は忙しい」と言うと、「アンタの忙しいっていうのは、どうせロクでも無いことでしょう。」などと一刀両断する。厳しいのである。
  子供の頃、私は母からも父からも、従姉からも姉からもよく「トゥルバヤー」と呼ばれていた。トゥルバヤーとはウチナーグチ(沖縄口)で「ボケーっとしている人」とでもいったような意味。実際、私はよくトゥルバっていた。何もしないでボケーっとしていることが多かった。トゥルバりながら妄想でもしていたかどうかは、覚えていない。
 私がトゥルバヤーであることをよく知っている従姉と姉は、今でも私が何もせず、ボケーっと時間を過ごしていると思っているのかもしれない。じつは、本心を言えば、今でも私は、暇があればトゥルバりたいと思っている。何もしないでいる時間が、私の癒しの時間と言えるかもしれない。トゥルバヤーは罵る言葉ではあるが、私は好きである。

 小さい子をお持ちの世のお父さん、お母さん、あるいは孫をお持ちのお爺さん、お婆さん、子や孫が何もせずボーっとしていても、どうか「なにボケーっとしてるんだ!」などと怒鳴らないでいただきたい。彼、または彼女はその時、何か不思議を感じているのかもしれない。もしかしたら、異次元と交流しているのかもしれないのだ。
     

 記:ガジ丸 2005.7.25 →沖縄の生活目次

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