ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

オオバン

2011年06月10日 | 沖縄の動物:鳥

 大判ならいいのに

 バンはこれまで何度も出会っている。文献にも沖縄の池沼では割とありふれた鳥だと紹介されている。人前に姿を出さず、池の茂みに隠れていることも多いらしいが、茂みから特徴ある声で鳴き、特徴あるその鳴き声は姿を見る以上に多く聞いている。
  バンの近縁種であるというオオバンはしかし、これまで見たことが無かった。今年(2011年)2月に沖縄市の沖縄総合運動公園にある池で初めて出会った。
 オオ(大)と名が付くくらいだからバンに比べて大きいのだろうと想像がつく。沖縄総合運動公園の池にはバンもいて、のんびり泳いでいて、オオバンとバンが寄り添って泳いでいる時もあって、想像が正しいことが一目瞭然となった。
 サギの仲間はダイサギ、チュウサギ、コサギとなっている。それと同じように、オオバンが大と付くなら、バンはコバンという名前にしたら良かろうにと思った。大判小判と覚えやすいではないかと思ったのだ。大判小判なら、地面を掘ったら大判小判がザクザクなどと誰もが夢を描いたはず。「あの嘴の黄色いのはコバン、嘴の白いのはオオバンだ」などと、お金に興味のある人なら誰でもすぐに覚えられるはずなのだ。

 
 オオバン(大鷭)
 ツル目クイナ科の野鳥 日本で繁殖、沖縄では冬鳥 方言名:不詳
 全長39センチ、バンとは近縁で、全長32.5センチのバンより一回り大きい。
 名前の由来について資料は無いが、以上のことが名前の由来になっていると思われる。
  近縁のバンとよく似ているが、一回り大きい他、嘴が白い(バンは黄色)ので見分けはつきやすい。バンは水辺の地面を歩いているのをよく見るが、オオバンはほとんど水面で活動しているとのこと。どちらも湖沼、ダム湖、河川などに生息する。
 鳴き声は『沖縄の野鳥』に「キョン、キョン、とよく響く声」とあった。よく響く声を私は聞いていない。ちなみに、バンは「クルルー」、これはよく聞く。
 「県内には、冬季に少数が渡来し・・・」とあって、そう簡単には見られないようだ。私も数年前からあちらこちらの池、湖、河川、ダム湖などを散策し、鳥の写真を撮ってきたが、今年(2011年)になってやっと出会うことができた。
 主に本州中部以北で繁殖し、冬に南へ移動する。沖縄には10~4月に滞在。
 
 オオバンとバン、同じ池の中で仲良さそうに泳いでいた。

 記:2011.4.23 ガジ丸 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野鳥』沖縄野鳥研究会編、(株)新報出版発行

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