ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ナットゥンス

2011年03月21日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 盆正月のお菓子

 去年に続いて今年もまた正月にターンム(田芋)を母から貰った。それを使って今年もまた、タ-ンムリンガクを作った。作って冷蔵庫に入れた。そして、忘れた。

 私は週に1回しか掃除をしない。掃除の日はだいたい日曜日となっている。先週日曜日(15日)の掃除は、台所の片付けを中心にした。冷蔵庫の奥に大きな(弁当箱大)タッパー1個、小さな(その三分の一大)タッパーが2個あった。小さなものの一つにはアロエ(痔用、お尻の穴に塗る)が入っていて、それは目に付きやすいところにあり、時々使ってもいるので、何であるかを十分承知していた。もう一つには紅ショウガが少し入っていた。沖縄ソバを食う時などに使うもの、買ってからおそらく1ヶ月以上は経っている。大きなタッパーは奥の方にあった。中味が何だったかをすぐには思い出せない。手に持った時に思い出した。ターンムリンガクだ。作ってから2週間が過ぎていた。
 ターンムリンガクは昼飯にした。少し酸味(普通は無い)があり、少し苦味(普通は無い)もあったので、ちょっと痛んでいるかなと思ったが、構わず、全部食った。
 台所の棚には 賞味期限が05年11月3日と書かれてある高野豆腐もあった。これはその夜の酒の肴にした。乾物なので大丈夫だろうと思ったのと、もしも、昼のターンムリンガクで腹を壊すなら、ついでに壊した方が1日で済むと思ったからである。高野豆腐を煮て、紅ショウガを添えて、それら全てを腹に収めた。その腹、翌日になっても何とも無い。きっと、雑菌は酒が消毒してくれたのであろう。飲兵衛の強みである。

  今年の正月は、真っ当なターンムリンガクを結果、食えなかったということになるが、今年は別に、沖縄の伝統的な正月の食い物であるナットゥンスを食った。私は、砂糖や餡子の入っていない白い餅が好きなので、甘いナットゥンスは好物では無い。で、ここ数年それを口にしていなかった。久しぶりの味は、やはり好物では無かった。
 ナットゥンスを、私の家ではナントゥーと言っている。従姉たちに訊いてもナントゥーである。ナントゥーは漢字にすると納豆となる。ナットゥも納豆である。地域による呼び方の違いなのであろう。ナットゥンスの表面にピーナッツで十文字の飾りがしてある。何かの縁起担ぎであろうと思われるが、文献に説明が無く、私の母も知らないかった。
      
 ナットゥンス
 餅粉に砂糖、赤味噌、ピーナッツバターなどを混ぜ、水でこねて蒸した餅菓子。ムーチー(鬼餅)同様、サンニン(ゲットウ)の葉を使う(ムーチーはサンニンで包むが、ナトゥンスはサンニンの葉に乗せる)ので、サンニンの良い香りがする。
 沖縄の伝統的な正月のお菓子であるが、今は、年中、市場などで売られている。年頭味噌、納豆味噌などという字があてられる。

 記:ガジ丸 2006.1.23 →沖縄の飲食目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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