ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ウチナーノージ

2011年01月06日 | 沖縄04行事祭り・生活風習・言葉

 前に、ガジ丸通信の記事『赤白紅』でアラシロベニという沖縄出身の美人タレントの話をしたが、そこで、アラシロベニを新城紅という字にしたが、それは間違いであることが判明した。桜坂劇場のチラシに正しい字が載っていた。
  アラシロベニ、正しくは安良城紅と書く。新城もそうだが、安良城も確かにウチナーノージ(沖縄姓)である。タレントとしては、新城紅より安良城紅の方がインパクトが強いかもしれない。もっとも、赤白紅の方がもっとずっと強烈だと私は思う。
 ちなみに安良城紅さん、映画の主役になるほど有名なタレントだとは、それまで全く知らなかった。若いのにとても色っぽい人で、映画でもちょっとエッチな女子高生という役みたいである。エッチな女子高生に興味はあったのだが、映画を観に行く時間は作れなかった。安良城紅、私はとても可愛いと思う。どんどん活躍して欲しい。
     

 倭国にも3つ字の姓は、大田原、小河原、後藤田、東国原などいくつもあるが、沖縄には3つ字が特に多いと思われる。年に1回クラス会をやっている高校一年のクラスには、安仁屋、阿波連、玉那覇、真栄城、普久原、屋冨祖、与那城などがいた。模合仲間には護得久、名渡山がいる。これらから考えると、人口の2割は3つ字の姓となる。
 その他の友人には具志堅、古波鮫、与那覇、佐渡山がいて、親戚に真志喜、家の隣に名嘉真、向かいに阿波根がいる。仕事上の付き合いには仲村渠なんてのもいる。
 その他にもまだ多くあるが、ここで数え上げてもしょうがない。ただ、沖縄には沖縄独特の苗字が多いということを言いたいのだ。3つ字だけで無く、2つ字の姓にも倭国から見ると珍しいものが多くある。有名なところでは安室、仲間、比嘉、新垣など。私の周りには、金城(きんじょう)、国場(こくば)、喜納(きな)、知念(ちねん)、当間(とうま)、座波(ざは)なんてのがいる。それらは、漢字を音読みするという特徴がある。沖縄文化には中国の影響が大きいってことの証拠であろう。

 なお、新城はシンジョウと読むことが多いが、昔はミーグシクと言った。それが本来のウチナーグチ読みである。宮里藍の宮里も、昔はミャーグシクである。まあ、そこまでは私も掘り下げない。昔の話だ。私の体験では、そのように呼ばれた人はいない。
 ちなみに、今大人気のオッパッピーの小島さんは、いかにもウチナーンチュの顔をしているが、小島は沖縄苗字では無い。彼の父親か祖父が倭人なのだと思う。もう一人、おバカキャラで人気の上地さんは、父親が宮古島出身であるということだが、沖縄でも宮古でも上地はカミジでは無く、ウエチと読む。大和風に読みを変えたのであろう。
     

  沖縄の苗字には倭国で見られない独特のものが多い、ってことには、昔、ウチナーンチュが南方の土人と差別されていた頃には不都合であっただろうが、あるいは今でも、電話口で名前を説明するときに時間がかかったりするかもしれないが、良いこともあるのだ。それらの苗字を見ると、世界中どこでも、「あなた、沖縄の人ですか?」ということになるのだ。「はい、そうですが、あなたも沖縄ですか?」ということになり、「それじゃあちょっと一杯やりませんか」となったりする可能性が高いのだ。
 世界中のあちこちに移民として渡っているウチナーンチュだが、どこの国でも、ウチナーンチュの結束力は強いらしい。だから今でも、『世界のウチナーンチュ大会』が5年ごとに開催され、世界中からウチナーンチュが集まり、大きな祭事となっている。

 ちなみに、主な3つ文字苗字の読みを参考までに。
安仁屋(あにや)  安谷屋(あだにや) 阿波連(あはれん)
伊野波(いのは)  伊良波(いらは)  喜舎場(きしゃば)
具志堅(ぐしけん) 護得久(ごえく)  古波鮫(こはざめ)
佐喜真(さきま)  佐渡山(さどやま) 瀬名波(せなは)
玉那覇(たまなは) 津嘉山(つかやま) 渡慶次(とけし)
渡真利(とまり)  仲尾次(なかおじ) 名嘉山(なかやま)
名渡山(などやま) 仲村渠(なかんだかり)
比屋根(ひやね)  東金城(ひがしきんじょう)
普久原(ふくはら) 真栄城(まえしろ) 真喜志(まきし)
真志喜(ましき)  屋冨祖(やふそ)  与那城(よなしろ)
与那覇(よなは)  与那嶺(よなみね)

 苗字としてもあるが、地名として有名な3つ字に、
嘉手納(かでな)  宜野座(ぎのざ)  宜野湾(ぎのわん)
辺士名(へんとな) 具志川(ぐしかわ) 具志頭(ぐしちゃん)
東風平(こちんだ) 南風原(はえばる) 与那原(よなばる)
今帰仁(なきじん) 豊見城(とみぐすく、トミシロとも読む)
勢理客(じっちゃく、最近ではセリキャクと読むことが多い)などなど。

 記:ガジ丸 2008.3.29 →沖縄の生活目次

 参考文献
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行

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