ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

キョウチクトウ

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 今月の模合(名目は相互扶助的会合、実質はただの飲み会)は那覇新都心にある飲み屋が集まり場所であったが、そこから車で15分はかかる模合仲間のTの家に、私は立ち寄った。Tは2年前にパソコンを購入し、同時にプロバイダー契約もし、よって、当然メールもできる状態にあると思われるが、未だにメールでのやりとりをしない。「何でやらないんだ」と訊くと、「できないからやらないんだ」と答える。それならば、できるようにしてやろうと思い、パソコン指南となったわけである。
 買ってからまだ一度も開いたことが無いというアウトルックを開く。受信中が長く続く。受信メールのカウンターがどんどんその数を増やしていく。結果、なんと300件近い数の受信メールがあった。そのほとんど全てがプロバイダーからのお知らせメール。ほとんどがTにとって必要の無いものと思われたので、一発で全部を消去した。
 数日前の夜、飛行機が数機近くの空を飛んでいった。テレビからの音がまったく聞こえなくなるほどの騒音を残して。こういった事は年に数回、あるいは十数回はある。何も、沖縄近辺に北朝鮮やイランの飛行機が無断侵入してきての緊急発進などでは無い。訓練なのだそうだ。基地からは離れたところにある首里でもそうなのだ。嘉手納や普天間などの一般住民はそうとうの騒音被害を受けているんだろうなと思い、同情する。米軍機の騒音は沖縄にとって必要の無いものと思われるが、一発で全部を消去する力は、私に無い。

 キョウチクトウはずいぶん前から私も知っている。米軍基地のフェンス沿いに生垣として植えられているのをよく見ている。盛りの頃は樹冠に多くの花を咲かせてきれいなんだが、キョウチクトウというと米軍基地をすぐに連想してしまい、上記の文となった。
 移設が今問題となっている普天間基地の、国道58号線に面したフェンス沿いにも、一部ではあるが、キョウチクトウが生垣として使われている。
 
 キョウチクトウ(夾竹桃):添景・生垣
 キョウチクトウ科の常緑中木。原産分布はインド。方言名:キョーチクトー
 葉が竹、花が桃に似ているから漢字は夾竹桃。名前の由来についての資料は無いが、夾は「はさむ」という意味があり、花が葉に挟まれているように見える。
 たくさんの園芸品種があり、色もさまざまで、八重咲き種もある。葉に有毒成分が含まれているので、民家の庭にはあまり用いられないが、株立ちし、高く伸びるので、目隠し、及び防風生垣として、基地のフェンス沿い、テニスコートのフェンス沿いなどに利用される。単独に植えて、添景としても使える。
 よく見かけるのは桃色や白色の花、樹冠に多くつける。開花期は4月から11月。
 方言名のキョーチクトーは『沖縄の都市緑化植物図鑑』にあったのだが、書いた人はきっとウチナーンチュを良く知った人。ウチナーチュは概ね面倒臭がりやなので、できるだけ口を動かさずにしゃべろうとする。キョウチクトウのキョウとトウの母音オウは、できればいったん開けた口をそのままにしておきたいのだ。だから、オーとなる。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2005.9.25 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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