ガジ丸が想う沖縄

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基地の跡の夢

2004年10月22日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 沖縄の政治経済の中心である那覇まで車で約30分、若者たちが集まる北谷まで車で約10分、ダイビングスポットのある読谷まで車で約30分という好条件の場所に、広大な空地(予定)がある。広さは約480ヘクタール。
 480ヘクタールがどのくらいの広さかというと、東京ディズニーランドの面積が約80ヘクタールということから想像して欲しい。約6倍である。ちなみに東京の中央区の面積が約1000ヘクタールである。その半分近くの広さがある。
 さて、この立地条件の良い広大な空地予定地は今、米軍にとっては重要な軍事基地となっている。“重要な”と書いたが、本当に重要であるかどうかの証明はなされてない。証明が無いので、米軍にとって重要かどうかも疑わしい。日本にとって重要かどうかはなおさら疑わしい。少なくとも沖縄に存在し続ける確たる理由はなかろう。で、おそらく、たぶん、きっと、近い将来普天間基地は返還される。そこで、夢を語りましょう、という話。
 普天間基地は宜野湾市のど真ん中にあり、上述したように立地条件は良い。ここをどのような空間にしようか考えてみよう。たとえば、すごく大雑把な計算だが、480ヘクタールのうち、山林(里山風にする)、道路、公園、学校などの公共施設、商業地などに8割の384ヘクタールを充て、残りの2割の96ヘクタールを住宅地とした場合、敷地50坪の住宅が約5800戸、1戸当たり4人として人口は約23000人となる。それはアパート、マンション等のことも考えるとけして多い見積もりでは無い。
 そして、上記の戸数の世帯が住んだとした場合、その生産額は、1戸当たりの年間生産額が500万円として、約290億円となる。今、基地から得ている地代は年間約50億円とあるから、その約6倍となる。これには、県外からの観光客によって(ホテル、アミューズメントパークなどを含んだ)商業地に落とされる金額は含まれていない。
 とにかく、基地よりも民間地にした方が生産は上がるということ。それよりなにより、基地よりも民間地にした方がずっとずっと楽しかろう。
 以上、すごく大雑把な例えをしたが、もちろん、私の脳味噌でパッと思いつくほど事はそう単純では無い。面倒な問題もいくつかある。でも、心配する無かれ。私なんかの何倍もこのことを詳しく、真面目に考えている人はたくさんいる。また、普天間基地のある宜野湾市役所でも基地問題、跡地利用問題は大きく取り上げている。詳細はそれらのサイトを見てください。普天間基地の跡地利用で素晴らしいアイデアが浮かんだなら、宜野湾市役所へ提言してみてください。基地の跡地利用は国民の問題であり、夢でもあります。
 宜野湾市役所
 その他、基地関連、跡地関連に多くのサイトがあるので、検索してみてください。
 跡地利用で注意する点はいくつもあるでしょうが、私が気になることを一つ挙げておきましょう。「今年一杯で返すから来年からは勝手に使っていいよ」と言われても困るということです。それは、基地からの土地代で生活している人が来年から急に収入が無くなるということになります。跡地が市民の生活空間として十分機能するまで準備期間、または、地主が自分の土地を十分活かせるための準備期間が必要です。それには15年くらいは必要でしょう。その収入の無い15年間をどうするかにも、何らかのアイデアが要ります。

 記:2004.10.22 ガジ丸

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