ガジ丸が想う沖縄

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慮らない政治

2016年07月15日 | ガジ丸通信-政治・経済

 参院選、新基地建設反対側の候補者を応援し、応援活動を朝早くから毎日やっていた従姉の夫T氏の努力が報われたか、彼の応援する候補者が当選した。めでたしめでたし。であるが私は、喜びも半分でしかなかった。その理由、1つは投票率、前回より増えたとはいえ50%を少し超える程度、私はせめて70%と望んでいた。もう1つは相手方との票差、そしてもう1つ、沖縄は良かったのだが、全国の結果を残念に思った。
 民主主義が正しく機能した上での選挙結果なので、残念ではあるが、しょうがないという気分でもある。ただ、国民がそう選んだのだ、この先の政治に対する責任は主権者の国民にある。国策で酷い目にあった福島の選挙結果を考えて欲しい。将来「憲法9条を失くしたのは失敗だった」ということになるかもしれぬ。後悔しても後の祭り。

 参議院選挙の前日、T氏の義姉Kさんから電話があり、あれこれ話をした後、
 「あなたは応援活動しないの?」
 「私は畑仕事しながら勝つように祈っています。」
 「祈るだけなの?」
 「ただ勝つというだけでなく、大差で勝つことを祈っています。」
 「私は、開票と同時に当確になることを祈っているわ。」
 などという会話になったが、Kさんの期待以上に、開票の1時間前には早々と応援している候補の当確が発表された。しかしながら、翌日結果を聞くと、私の期待していた大差ではなかった。10万票余の差があったようだが、私の期待は少なくともダブルスコア、できればトリプルスコアであった。若者が政治に関心を持って投票し、投票率が70%くらいあって、60万票対20万票くらいの差をつけて勝って欲しかった。
 「圧倒的勝利なら、政府も少しは考えるかもしれませんよ。」と言い電話を切った。
     

 慮るという言葉がある。劣等生ではあったが日本文学部出身の私は、その言葉は知っていて、その意味も理解もしているつもりで、たびたび使ってもいる。念のため広辞苑、
 「よくよく考える。考えはかる。思いめぐらす。」のこと。私の理解通りだ。ただ、発音に知らないことがあった。私は「オモンBAカル」と認識していたが、それでも間違いではないようだが、元は「オモンPAカル」らしい。勉強になった。

 参院選の翌日月曜日(11日)、高江のヘリパッド建設予定地に工事車両が搬入されたというニュースをラジオから聞いた。これまでのいくつかの選挙結果から沖縄県民が基地を嫌がっているということを政府はちっとも慮らないようだ、トリプルスコアくらいで圧勝しないと政府は沖縄県の選挙結果などちっとも気にしないようだ。
 政府の言いようがまた、私を笑わせてくれた。「ヘリパッドを新設することで、北部訓練場の大きな面積が返還される」とのこと。それが沖縄県民のためになるとホントに思っているのかどうか、あるいは、ウチナーンチュはバカだとバカにしているのか。
 沖縄県民の要求しているのは、基地返還であるが、それは1つの形であって、その心を慮れば「基地の無い安心安全な生活の希求」である。「基地の面積を小さくするけど基地機能は強力になる」ということであれば、それは全く、沖縄の心から離れている。
     

 記:2016.7.15 島乃ガジ丸

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