ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ソーセージノキ

2017年07月17日 | 沖縄の草木:公園街路

 もう長いことハンバーガー屋さんへ行っていない。ここでいうハンバーガー屋さんとはマクドナルドやロッテリアやモスバーガーやジェフ(たぶん日本では沖縄だけ)やA&W(これも日本では沖縄だけ)のこと、いわゆるファーストフード店。
 倭国には無いと思われるA&Wを紹介しようと、数年前にA&Wへ行き、そこのチャビーチキンを購入し、紹介するためということを忘れて、写真を撮る前に食っちまったことがある。記憶は定かではないが、アイスクリーム屋さん、ドーナツ屋さんなども含めてファーストフード店で何か購入したのは、ここ10年ではそれ一回きり。
 若い頃はしかし、ファーストフード店へよく通っていた。特に沖縄では老舗のA&Wによく行っていた。そこのメニューでは上記のチャビーチキンの他、オニオンリンクスもコニードッグも大好きだった。オニオンリンクスはイカリングフライの玉ねぎ版。コニードッグは、・・・コニーの意味が不明なので、さっき、ネットで調べた。A&WのHPに説明があった。「お肉とスパイスの旨味がぎっしり詰まったソーセージに、ミートたっぷりでスパイシーなA&Wオリジナルのコニーソースをかけました。」とのこと。

 奥武山公園の体育館の傍にソーセージノキがある。長い花茎が垂れ下がって、その先に面白い形をした花の蕾をいくつもつけていた。ソーセージノキなる樹木があることは何年も前から図鑑を見て知っていたが、実物に会うのはこれが初めて。初対面でそれがソーセージノキであることは、名札があったので判った。「ほう、これがソーセージノキであるか」と思いつつ、コニードッグが思い浮かんだのであった。私の中では、ソーセージと言えば魚肉ソーセージの次にコニードッグが浮かぶ。青春の味だ。
 
 ソーセージノキ(sausageの木):公園
 ノウゼンカズラ科の常緑高木 アフリカ原産 方言名:なし
 「ソーセージの木」が広辞苑にあった。「果実はソーセージ様」とあり、sausage treeと英語では言うらしい。で、和名もそこからきている。ちなみに、ソーセージとは「牛・豚・羊の腸などに各種の調製した獣・魚肉を詰め、乾燥・湯煮または燻製した保存食品。血液・内臓・穀物・野菜・香辛料などを混ぜたものなど」(広辞苑)とのこと。
 名前の由来ともなったその果実、確かにソーセージの形をしていて、長さ30~40センチで、径約10センチ。結実期は11月から1 月とのこと。私が見たのは4月のこと、時期が遅れたせいか、長さ10センチほどのものが細々と付いていた。
 花は「枝から長いひも状の花茎を垂下して暗紫色の花」(広辞苑)で、長さ1~2mの花茎を出し、その先にいくつもつける。夜咲き、朝には落ちるとのこと。私が見たのは昼間、もう少しで咲きそうな蕾。もしかしたらその夜、咲いたかもしれない。
 高さは6~15m、陽光、肥沃地を好む。花は夜しか開かないので、観賞対象は堂々とした樹姿とソーセージのような果実となる。果実は食用にはならない。
 
 花
 
 実

 記:島乃ガジ丸 2010.7.6 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行

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