ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

南の島は暴力夫がいっぱい

2005年12月02日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 先日、埼玉の友人からメールがあった。ガジ丸通信の記事を読んでのことだと思うが、沖縄の「テーゲー」に関してのことであった。彼は、私の柔らかい(と自分では思っている)文章を読んで、沖縄の「テーゲー」に割りと良い印象を持っているみたいだが、前に書いた「迷惑なテーゲー」で言及したテーゲーは、「ちょっと迷惑」といった程度のテーゲーであって、沖縄のテーゲーには他に、「大いに迷惑」、「著しく迷惑」、「腹立つ迷惑」、「酷い迷惑」、「悲しい迷惑」、「殺してやりたいほど迷惑」なども多くある。
 「テーゲー」という社会は、「まあ、いいさあ。この程度は許せるさあ。」といった気分で、お互いにちょっとしたミスは許し合おう。ちょっとした迷惑は大目に見よう。といった不文律が基礎にある社会である。何しろ、小さな島で一緒に生きていかなくてはならないのだ。できるだけ仲良くしていこうといったウチナーンチュの心なのである。
 しかしながら、この「テーゲー」、和語の「お互い様」という風に使われている分には良いのだが、「お互い様」を忘れて、自分の都合のいいように、自分にだけ「テーゲー」を使ったりすると、自分に甘い人間を作りやすいという欠点もある。
 自分にも甘く、なおかつ、他人にも甘いウチナーンチュはたくさんいる。なもんで、倭人から見るとウチナーンチュは総じて優しく感じられる。が、自分には甘いが、他人には厳しいウチナーンチュも多くいる。そういった人間がそのまま成長すると、自分は特別な人間である。ある程度のことをやっても許される人間である。などと思うようになる。そういった人間はまた、他人に迷惑をかけられるのはひどく嫌がるが、自分が迷惑をかけるのは一向に気にならない。短気者のことをウチナーグチではタンチャー(短気+er)というが、自分に甘く、他人に厳しいウチナーンチュは大概、タンチャーである。
 先日、テレビのニュースで、「沖縄におけるドメスティック・バイオレンスの件数は、全国平均の3倍強」という内容のものがあった。ドメスティック・バイオレンスはDVとも略されて、近親者による暴力とのことだが、まあ、だいたいは、夫から妻へ、あるいは恋人(男の方)から恋人(女の方)への暴力であるらしい。それが、沖縄では多い。
 夫婦になった後、または深い付き合いの恋人同士になった後、暴力を振るうようになる男が多くいる。そういった男たちはきっと、自分が思っていたほど、自分の思い通りにはならない妻や恋人へ苛立つのだろう。自分に甘く、他人に厳しいタイプの人である。彼らはタンチャーだからすぐに頭に血が上る。で、DVとなる。と私は考える。
 沖縄は柔らかいと思って、癒しを求めにやってくる人たちには厳しいことを言うが、沖縄の男は優しいなどと思って、うかつに近付いたりすると、怪我をすることになる可能性が全国平均の3倍はあるということも心に留め置いた方が良かろう。もちろん、言うまでも無く、そういったタンチャーよりもずっと遥かに多い数の優しい男が、沖縄にいることも確かではある。もちろん、言うまでも無く、ガジ丸はタンチャーでは無い。が、面倒臭がり屋なので、女に優しくすることもあまり無い。こんな男もまた、沖縄には多い。

 記:2005.12.2 ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 楽しみを見つける楽しみ | トップ | 桜坂劇場の選択 »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。