ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

モクセンナ

2017年07月16日 | 沖縄の草木:中木

 2005年11月20日、沖縄に2店舗だけ残っていたスーパーダイエーが、その2つ(浦添店と那覇店)とも、ついに店仕舞いとなった。
 ダイエーは確か、沖縄に初めてやってきた大型スーパーであった。スーパーと言えばそれまで食料品と日用雑貨しか置いていなかったのが、スーパーダイエーは食料品や日用雑貨だけでなく、衣料品や書籍、文具などを含め、多種類の商品を揃えており、また、レストランやファーストフード店や子供の遊び場なども供えていた。一箇所でいろいろなものが買える。ダイエーは便利であった。しかも、デパートとは違い、価格も貧乏人向けであった。沖縄1号店である那覇店は、当時私が住んでいた実家から徒歩15分という比較的近い距離であったこともあり、オープンした頃は私もよく買い物に行っていた。
 その頃は、沖縄に元からあるいくつものスーパーチェーン店を蹴散らかすような勢いであったのに、まったく平家物語にある「盛者必衰」とはこのことであろう。
 私は新聞を取っていないので、ダイエーの店仕舞いの期日を最近まで知らなかった。先々週の週末に、たまたまダイエー浦添店に行ったら店仕舞いセールをやっており、それでもうすぐ店仕舞いするんだなと知った。私がそこへ行ったのは1年ぶりくらいのこと。

 ダイエー浦添店へ行く手前に大平インターなるものがあって、その近くに黄色に輝く一角があった。数本のモクセンナが並んで植えられており、その花が満開なのであった。ダイエーの面している道路には街路樹としてフヨウが植えられている。これもまた花が満開であった。ダイエーが消える頃に、今が盛りと咲き誇る花が近くにあった。ダイエーもまた、一から出直して、盛り返して欲しいものだと、私は思ったのである。

 
 モクセンナ(木旃那):添景・花木
 マメ科の落葉中木 原産分布はインド 方言名:なし
 センナはラテン名Sennaから。既に紹介済みのコバノセンナ、ハナセンナなどは潅木状となるが、本種は中木状になるので、モク(木)センナという名。キダチセンナとも。
 高さは3mから5mになる。葉はマメ科の植物に多い羽状複葉。沖縄島の南部方面(糸満市など)の道路に街路樹として植栽されているのをよく見る。枝が細く、強風には弱いようで、風当たりの強い場所での植栽には向かない。潮風にも強くない。
 他のセンナ類と同じく黄色い花が咲く。花は枝先につけ、特に樹冠に多い。上から見ると見事な黄色の景色となる。開花期は5~6月と10~12月。
 
 花
 
 花の群れ

 記:島乃ガジ丸 2005.11.20 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« ムラサキソシンカ | トップ | ヤエヤマネコノチチ »