ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

センダングサミバエ

2014年10月10日 | 沖縄の動物:昆虫-双翅目(ハエ他)

 無害のミバエ

 9月26日から5泊6日で旅をした。東京の叔父や岐阜の伯母に会い、「不肖の息子は家屋敷を失いました」とお詫び行脚の旅。初日は府中に住む従兄Hと飲んで楽しい時間を過ごし、2日目は東京在の友人Iの結婚披露パーティーに出席し、これもまた、楽しい時間を過ごし、3日目は静岡県磐田で、才媛K子と彼女の友人Mさんと飲んで、これはさらに楽しい時間となり、まったくもって、幸せな旅の夜を過ごさせて貰った。
 才媛K子と初めて会ったのは20年ほど前、彼女が義兄の知合いで、紹介された。彼女はダイビングを趣味としていて、沖縄へダイビング旅行に来た際、会って、飲んで、その後はメールのやり取りをし、私が1度静岡へ、彼女が2~3度沖縄へ来た際にも会っている。初めて会った時から私は彼女のことを気に入っている。美人だし、スタイルいいし、英語堪能、中国語もスペイン語もできるという才媛、頭の良さも私好み。

 初めて会った時も、その後数回あった時も彼女は化粧が薄かった。髪の毛に白髪が目立ち始めた時も髪を染めることなく、その白髪をさらけ出していた。「見栄えなんてたいしたことないわ」って感じ。そんな気風の良さも私は大好きであった。
  今回会ったのは7~8年ぶりになるか、もう十分オバサンのはずなのに、彼女は前より若く見えた。鈍感な私でもすぐに気付いた。彼女は髪を染めていた。黒く。
 「見栄えなんて・・・」にどんな変化があったか知らないが、私はその黒髪を良いものと感じた。彼女の見栄えの良さは、少なくとも私に「おっ、オバサンになっても可愛いじゃねーか」と思わせ、私の気分を楽しくさせた。それだけでも十分の価値があることだと思った。それをその時、口に出して言えば良かったかもしれないが、言いそびれた。

 センダングサミバエのミバエは見栄えではなく実蠅。実蠅というと、ウチナーンチュの大好きなゴーヤーをダメにするあの大害虫ウリミバエの仲間。であるが、このミバエはセンダングサという雑草を食草とし、人間の害にはならない。もっとも、才媛K子の見栄えのように人を幸せにすることもないようだ。

 
 センダングサミバエ(栴檀草実蠅):膜翅目の昆虫
 ミバエ科 体長3ミリ 方言名:フェー(ハエの総称)
 名前の由来、ミバエ(実蠅)は広辞苑にあり、「ミバエ科のハエの総称」で、「幼虫は植物の果実や茎葉の内部に寄生」することからついたものと思われる。センダングサは食草が「コセンダングサ、タチアワユキセンダングサなど」であることから。
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』に「1960年代に入ってきたタチアワユキセンダングサは繁殖力が強く、各地に多く広がり、よって、それを食草とする本種も数が増えた。幼虫は花の子房を食べて育つ。」とあったが、タチアワユキセンダングサだけでなく、ハイアワユキセンダングサも沖縄のあちらこちらに数多く蔓延っている。私の畑やその周辺にも数多く蔓延っている。よく探せば本種が見つかるのであろうが、よく探さないし、細かなことに気付かない私なので、本種を見たのは一度きり。
 ミバエは「農業害虫として世界的に著名な種類が多い」とのことで、沖縄でもウリミバエ、ミカンコミバエなどが害虫として有名。本種はしかし、その食草がセンダングサ類なので農夫にとって痛くも痒くもない、どころか、タチアワユキセンダングサもハイアワユキセンダングサも畑の邪魔ものなので、それを食ってくれたら助かる。
 体長は3ミリとごく小さい。成虫の出現は周年。

 記:2014.10.3 ガジ丸 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『沖縄身近な生き物たち』知念盛俊著、沖縄時事出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『学研生物図鑑』本間三郎編、株式会社学習研究社発行
 『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』福田春夫、他著、株式会社南方新社社発行

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