ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

パイナップル

2011年03月20日 | 飲食:果物・菓子

 私の好きなアイスクリーム

 私は、甘いものでも和風のアンコ系の甘さは好きであるが、洋風のクリーム系(砂糖と油の混じったようなもの)の甘さは苦手である。ほとんどの子供の大好物であるらしいケーキも、私は子供の頃から苦手であった。むしろ、大人になってからの方がいくらか食えるようになっている。野菜嫌いの子供が、大人になってから野菜を食えるようになったのと似たようなもの。ボケーっとしていることの多い、良く言えば静かで大人しい少年は、「子供のくせにケーキが嫌いなんて」と、まったく可愛げが無かったのであった。
 そんな私でも、冷たくて甘いものは子供の頃から好きだった。クリーム系のアイスキャンディーも、砂糖と脂肪の塊のようなアイスクリームも好きだった。アイスクリームはしかし、オジサンという歳にになってからは食べる機会が減っている。真夏の暑い日にソフトクリームをたまに(年に1、2回)食す程度。知覚過敏のせいである。

  ウチナーンチュのほとんどが知っている有名なアイスクリームがある。アメリカ資本のブルーシールアイスクリーム。アイスクリームといえば、先ずこの名が浮かぶ。そのブルーシールアイスクリームの直売店が浦添にある。確認はしていないが、人気の店なので今でもたぶんあるだろう。高校生の頃、そこに初めて行って、他では見られない珍しいアイスクリームがあったので、試しにと食べてみた。これが、じつに美味かった。
 以来、そこへ行くと、ほとんど決まってその種のアイスクリームを食っていた。名前をパイナップルアイスクリームと言う。その名の通り、パイナップルのアイスクリーム。クリームそのものにパイナップルの風味があり、また、パイアップルの果肉が無数の粒になって含まれていた。パイナップルの甘酸っぱい香りと味が私の好みにピッタリ一致したのであった。パイナップルは、果物としても私の好物となっている。
 などと書きながら、そういえばもう10年以上も、そのパイナップルアイスクリームを食っていない。冷たいものが歯に凍みる。知覚過敏なのだ、オジサンは。 
      
 →記事(植物としてのパイナップル)

 記:ガジ丸 2005.10.31 →沖縄の飲食目次