ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

アサギマダラ/タイワンアサギマダラ

2013年09月06日 | 沖縄の動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 恥の上塗り

 アサギマダラは既にタイワンアサギマダラと一緒に紹介済みである。その記事の中で私は「タイワンアサギマダラもまた、『沖縄昆虫野外観察図鑑』によると沖縄島には生息していなかったらしい。沖縄島にはいなくて、・・・しかし私は、沖縄島の浦添市で出会った。温暖化は進んでいるようだ。」と書き、さらにその上、説明文の中では「タイワンアサギマダラは沖縄島にはいないものと思い込んでいた。で、浦添で撮った写真はアサギマダラということにした。が、しかし、・・・翅の模様からして浦添のものは本種のようである」と書いている。2006年4月が初出、2011年8月に訂正加筆している。
 2006年4月に間違ったものを、さらに2011年8月に間違いを新たに加えているのだ。これこそ恥の上塗りというもの。素人とはいえ恥ずかしい。

 で、訂正、「浦添で撮った写真はアサギマダラということにしたが、それはタイワンアサギマダラの間違いであった」と書いたが、浦添で撮った写真はやはりアサギマダラであった。参考にしている文献を増やして確認したので、今回はきっと正しいと思う。
 なお、2011年8月以降、何度かアサギマダラかタイワンアサギマダラか迷うものには出会っており、写真も撮っている。調べるとそのどれもがアサギマダラであった。というわけで、私はまだタイワンアサギマダラには出会っていない。
 今回の訂正は「訂正加筆」では無く、アサギマダラ/タイワンアサギマダラとして新規の紹介とし、前のタイワンアサギマダラ/アサギマダラ、サブタイトル「温暖化の証拠」は削除。2種の説明文も訂正し、タイワンアサギマダラの写真は無し。

 アサギマダラ(浅黄斑):鱗翅目の昆虫
 マダラチョウ科 日本、東南アジア、ヒマラヤなどに分布 方言名:ハベル
 名前の由来は資料が無く正確なところは不明。アサギは浅葱と書いて「薄い藍色、みずいろ、うすあお」(広辞苑)のこと。本種の翅の色、地色は前翅が黒褐色、後翅が茶褐色だが、水色の斑紋がある。ちなみに、浅黄は「薄い黄色」のことだが、「薄い藍色」の意の浅葱は「浅黄とも書く」と同じく広辞苑にあった。
 1000キロメートル以上も長距離移動をし、夏には北へ、秋にはまた琉球列島へ戻ってくるとのこと。暑さが苦手なようだ。で、成虫の出現時期は10月から5月との記述があるのだが、これは沖縄での話。本土では夏に多く見られるのだろう。
 前翅長50~65ミリ。幼虫の食草はガガイモ科の植物、サクラランなど。
 
 成虫1  
 
 成虫2  

 タイワンアサギマダラ(台湾浅黄斑):鱗翅目の昆虫
 マダラチョウ科 台湾、東南アジア、ヒマラヤなどに分布 方言名:ハベル
 本種は南方産ということからタイワン(台湾)と付く。
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』に「日本では迷蝶。毎年5月から6月に石垣島や西表島で記録されている」という記述があって、沖縄島では滅多に見ない迷蝶とのこと。
 アサギマダラとよく似ている(ので私は間違えたと言い訳しておく)。アサギマダラよりやや小さく、翅は似ているが、腹部が黄褐色であるのが特徴とのこと。
 前翅長45ミリ内外。成虫は花の蜜を吸う。幼虫の食草はガガイモ科の植物。
 
 記:ガジ丸 2006.4.29  →沖縄の動物目次 →蝶蛾アルバム
 訂正加筆 2013.9.2

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『検索入門チョウ』渡辺康之著、株式会社保育社発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行

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