ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

腰は痛くても大満足 いとうたかお2

2007年02月23日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 日曜日(2月18日)、30年来の念願であった”いとうたかお”ライブに出かけた。ライブハウスは那覇市安里、栄町市場内にある”生活の柄”という名前の店。
 『生活の柄』は沖縄が生んだ偉大なる詩人、山之口獏の詩である。その詩に高田渡が曲をつけて歌にした。高田渡の『生活の柄』は(知っている人には)有名な歌で、彼の代表作と言って良い。高田渡はまた、いとうたかおが師匠と敬愛する人である。そんな名前の店だからこそ、いとうたかおライブなのであった。

  余談になるが、栄町という街もまた面白い街なのである。栄町市場は、その近辺の庶民の台所であり百貨店である。復帰後は少し寂れてしまったが、昔は賑やかだった。私の実家はここから2キロメートルほど離れた場所にあったが、母は時々、ここまで買い物に出かけた。市場の周辺は歓楽街となっている。娼宿もあった。
 モノレール安里駅を首里方面に下りると、そこはもう栄町で、・・・いやいや、余談が長くなりそうだ。栄町についてはいずれ、別項で述べるとしよう。
          

 ライブハウス生活の柄は、1階がカウンター席(7人しか座れない)だけの飲み屋で、細い急な階段を登って2階がライブ会場となっている。2階はしかし、ライブの無い日はテーブルが置かれ、飲食の席となるみたいであった。そんな造りであった。
 2階は2間あって、両方とも12畳くらいの板間の座敷。ライブの時は1間が出演者の控え室となって、もう1間をライブ会場としているみたいである。12畳は、テーブルを片付けても狭い空間、そこにステージを設け、客は座布団の上に座る。客同士肩寄せ合っても20人は座れない。その日の観客は20人に満たなかった。
  いとうたかおは痩せたオジサン。優しそうなオジサン、私の持っていたイメージと実物にほとんど違いがない。柔らかそうな雰囲気を持ったオジサンであった。客は20人に満たない少人数であったが、オジサンは楽しそうに歌う。小さなライブハウスは気持ちの良い空気に包まれた。念願のライブは、満足のいくライブであった。
          
 
 演者もオジサンだが、私もオジサン。オジサンは板間に座っての3時間がきつかった。腰もケツも膝も痛かった。会場は気持ちの良い空気が流れていたが、オジサンの体はあちこちで血流が悪くなり、居心地悪い状態となっていた。
 その日の同行者は、美人妻Iさんの他に、友人のT夫婦も一緒。Tの女房Mは、歳の割りには若々しい肉体の持ち主で、ずっと平気な顔をしていたが、Tは歳相応の肉体のようであった。ライブの間ずっと辛そうにしていて、本編の演奏が終わると、アンコールは聴かずに、女房を促してさっさと帰ってしまった。私もまた、腰膝を痛くしていたが、大好きな歌手のアンコールを聴き逃すことは無い。いつもは2曲というアンコールを、いとうたかおは特別に3曲歌った。普段一人で歌うことは無いという歌を一曲、特別に加えてくれた。敬愛する高田渡の『生活の柄』であった。私は、満足の上に満足を重ねた。

 記:2007.2.20 ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 念願のライブ いとうたかお1 | トップ | オジサンにはオジサンの歌 ... »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。