ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

クーラー不慣れ

2009年08月21日 | ガジ丸通信-その他・雑感

 「絵の題材探しに源河川に行きたいんだが、一緒に行かないか?」と友人の、絵描きでもある(本職は別にある)Hが言う。源河川は名護市の北はずれにある川、名護市は沖縄島北部(俗称ヤンバル)の中核都市だが、その北はずれはヤンバル(山原)の名にふさわしい自然豊かな場所。川は亜熱帯の原生林の中を走っている。
 「あー、いいよ、来週の土曜日でどうだ?」と私は応じる。車の運転が好きでないという理由と、常に雑用が多くあるという理由から、私は滅多に遠出をしない。中部の恩納村以北へ出かけたのは去年10月、宮崎から遊びに来た友人Hを海洋博公園に案内して以来のこと。しかしながら、ヤンバルはまだ見ぬ動植物に出会えるという可能性が高い。機会があれば行きたいと常々思っている。ということで快諾したわけ。
 「で、誰の車で行くんだ?」Hが運転するという期待をちょっと込めて訊いた。
 「そっちの。」とHは、さも当然といった顔で答える。まあしかし、それはしょうがないこと。彼の車は彼の女房が使うこともあるが、私の車は私以外使う人はいない。家に置いても無用の長物になるだけ。私の車を出す方が合理的である。
 「分かった。出発は何時にする?9時でいいか?」
 「9時では遅いだろう、8時くらいに出ないと。」
 「8時は早すぎる、9時で十分だぜ。」ということで、出発は9時と決まる。

  当日、約束の9時ちょっと前にHの店に着く。Hはいない。どころか、店も開いていない。自宅へ電話する。「今、そっちへ向かう。」との返事。「9時では遅いだろう」と言った男は遅刻してきて、さらに、「んじゃあ、行くか。」と促すと、「雲子するからもう少し待ってくれ。」と言う。ふざけた男なのである。
 「飲み物はここで買った方がいいか、現地近くで買った方がいいか?」と訊くHに、
 「子供じゃないんだから、そんなこと自分で判断しろ!」と怒鳴って、いざ出発。
 予定には無かったが、Hの息子、大学を卒業し、今年の春から社会人となったK1が同行した。父親の遊びに付き合う息子がいる、私が若い頃は絶対にやらなかったこと、H一家はなかなか良い家族なのである。まあ、そういうことで、オジサン二人、青年一人の三人が小さな車に押し込められての、むさ苦しい真夏のドライブの始まり。
          

 家にクーラーの無い私は、職場でも一人の場合はクーラーを点けない。クーラーが無くても耐えられる体作りをしているつもり。車のクーラーもほとんど使わない。真夏で、窓を閉め切らなければならない雨の日以外は使わない。今年も1回きり使っていない。なので、その日も、クーラーに慣れきっている二人にも我慢してもらって、クーラー無し。
  一般道を走り続けて約1時間半後、名護市の市街地の外れにあるショッピングセンターで休憩する。クーラー無しを文句一つ言わず耐えてくれた二人に敬意を表し、そこから目的地まではクーラーを点ける。帰り道の途中、遅い昼食を取る。沖縄ソバを食べる。熱いソバ、体中から汗が吹き出る。灼熱の太陽もガンガン照り付けている。で、帰り道のそれまではクーラーオフだったが、その後はずっとクーラーオン。1時間もすると、クーラー不慣れな私は喉が痛くなっていた。どうやら、クーラーが無くても耐えられる体作りは、クーラー(の乾燥)には耐えられない体を作ってしまったようだ。何てこった!
          

 記:2009.8.21 島乃ガジ丸

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