ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

悲惨の収束は早めに

2011年03月25日 | ガジ丸通信-社会・生活

 この二週間で私は、おそらく二ヶ月分くらいはテレビを観ている。お陰で、仁科亜希子が38歳で子宮頚癌に罹った、沖縄では一人で食事する子供が全国平均の2倍いる、思いは見えないけど、思いやりは見える、などといったことを覚えてしまった。それと、現官房長官が、首の短い人であることにも気付いてしまった。偉いの官房長官。
 大震災以降、官房長官が現状を説明する記者会見が何度も開かれている。その説明は丁寧であると私には思える。なので、彼の説明の概ねを私は理解できている。
 先週土曜日の午後4時頃にも官房長官の記者会見が開かれた。重要な報告がいくつかあった。原発事故の収束に向けて、注水作戦と、外部電源を引いて冷却装置を動かす作戦があり、どちらも上手く行きそうな計画が構築されつつある、ということと、もう一つ、牛乳とホウレンソウから基準値を超える放射性物質が検出された、ということ。

 放射能汚染が広がるなんて非常に恐ろしいこと。緊急に対策を講じる必要がある。ところが、「牛乳とホウレンソウが売れない、農家が困る。政府は補償するのか?」という質問をする記者がいた。補償は当然だ、何でそんな当たり前のことを訊いて時間を潰すのだろうかと思った。今知りたいのは、「汚染は健康への影響があるのか?どこまで広がっているのか?」などだ。でも、それはまだいい。農家の不安を代弁しているから。
  「総理が『東日本は潰れる』と言ったのは本当か?」なんて質問する記者もいた。この記者は人の言うことを聞かない性格なのか、「そうは聞いていない」という官房長官の答えを無視して、「言ったか言わなかったかを国民は知りたがっている」などと言う。さらに、「総理がそう言ったから東京で水などの買い占めが起きている」とも言う。国民の一人である私はしかし、総理がそう言ったかどうかなんて興味無い。何でそういったくだらない質問をして、一分一秒も無駄にできない今の時間を潰すのか不思議。
 今知りたいのは、「国と総理は原発事故を収拾するためにどう動いているのか?」だ。そういう質問をする普通の記者もちゃんといて、官房長官は解りやすく説明した。「総理が不適切発言をして東京で買い占めが起きた、責任を取れ!」なんてことは、事故が収束して後に言えよ、と思った。もちろんその時には、「総理があんなこと言ったから私は水などを買い占めた」という証拠になる1万人程度の署名も用意して欲しい。

 官房長官と記者たちとのやり取りを観ながら私はイライラしていた。今は必要で無い質問をするし、何度も似たような質問をして、何度も同じ答えを聞かされる。
  何で、同じことを何度も訊いたり、今は必要で無い質問をして時間を潰すのか、を考えてみた。好意的に考えると、マスコミ各社は、多くの記者を被災地へ送って、会見場には若手のペーペーを行かせた。ペーペーは何が重要なのか事態が読めないのだ、余裕が無いので人の話を聞かないのだ。そう思うことで、私はイライラを収めた。 
 イライラは収まったが、翌朝に流れたニュースで、私はまた、少し気分が重くなった。大震災から一週間、テレビでもその情報が無く、ずっと気になっていたリビア情勢、久々のその情報は、多国籍軍がリビアを攻撃しているとのこと。「国が大変な時に他所の国のことなんか」と思う人もいるかもしれないが、日本人もリビアの人も同じ人間。あっちもこっちもいろいろ事情もあるだろうが、悲惨(飛散も)の収束は早めにと願う。
         
         

 記:2011.3.25 島乃ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« アバサー汁 | トップ | 懸命の仕事 »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。