ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

坪庭作り

2014年10月03日 | ガジ丸の日常

 実家を処分する際、実家にあった家財道具のほとんどは人にやったり、ゴミ捨て場へ持って行ったりした。私が私の物としたのは、大きなものでは冷蔵庫、電子レンジ、掃除道具入れの棚、折り畳みベッド、小さなものでは本類数冊、文房具いくつか、台所用品いくつか。その他、父母の残した鉢物の植物、飾り物の石などをいくつか。
 それらのうち、電子レンジは結局ほとんど使わなかったので、先日友人に譲った。棚は畑で使い、ベッドはいつか使うかもと思って畑の倉庫に仕舞ってある。父母の残した鉢物の植物、飾り物の石などのいくつかも畑で使っている。

  鉢物のうち、観葉植物のいくつかは枯れてもいいと思って放ってあるが、雨が適度に降っているせいか、ほとんどが枯れること無く、むしろ元気に育っている。サクラとクチナシの木は畑に地植えし、これらも元気に育っている。洋ランの鉢物が4株ほどあり、これもほったらかしだが、枯れたのは1株、別の1株は今年も元気に花を咲かせた。
     
 父の趣味なのか母の趣味なのか不明だが、乾燥に強いサボテン類、カネノナルキなどの多肉植物もいくつかあった。カネノナルキは葉が落ちて勝手に増えて鬱陶しいので人にやったが、サボテン類(種は不明、調べていない)は残した。
 飾り物の石は父の書斎に高そうなものが1個あり、ベランダに面白い形をしたのが2個あり、そのベランダにかつて敷かれてあった玉砂利も多く残っていた。

  サボテンがあって、形のユニークな石があって、玉砂利がたくさんある。で、閃いた。これらを使って坪庭を作ってやろうと。

 畑小屋の前に作業台があり、その上部は雨除け日除けのテントを張ってある。そのテントの端の中央に実家にあった鉢物のクチナシを地植えしてある。いつか大きくなって枝葉を広げればヒンプン(屏風:仕切壁のようなもの、沖縄の古民家に多く見られる)の役になるだろうと思って、これは早い時期、去年の6月に地植えした。
 クチナシがポツンと立っているのも寂しか ろうと思い、坪庭はこのクチナシを囲むようにして作ることにした。ちなみに、坪庭とは「屋敷内の庭園。中庭」(広辞苑)のことだが、「1坪程度の小さな庭」と若い頃に私は覚えていて、私がここでいう坪庭も「1坪程度の小さな庭」ということにしている。だとしても、今回作った坪庭は「1坪程度」も無い。その半分程度、半坪庭となった。「屋敷内の庭園。中庭」とは程遠いもの。
     
     

 琉球石灰岩を縁石として約半坪を囲って、その五分の一ほどはクチナシ、ウマノアシガタ、サボテン類の植栽部分とし、残りは父の 石を景色として砂利を敷いた。無機質の占める面積の多いサッパリとした庭、我ながら満足する。ただし、その坪庭が完成した後、私の畑を訪れた友人知人は多く(延100人ほど)いるが、訪れた人々は概ね小屋の前まで来て坪庭を目にするが、褒めてくれた人は一人もいない。
     

 坪庭を作ったのは家にあった材料をただ捨てるのは勿体無いと思ったのが第一の動機だが、クチナシもサボテンもきっと私より長生きするし、石に至っては半永久的に残る。父の好んだ石、母の好んだ植物、それらには父や母の想いが多少は滲みこんでいるかもしれない。それを残すことは親不孝者の償いという動機もある。「いやいや、それくらいではお前」とあの世で父母は首を振りつつ、苦笑いしているかもしれないが・・・。

 記:2014.9.19 ガジ丸 →ガジ丸の生活目次

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