ガジ丸が想う沖縄

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偉い人々

2008年09月26日 | ガジ丸通信-社会・生活

 社会保険庁から「ねんきん特別便」が届いた。長い間、アルバイトと無職を繰り返していた私は、年金を支払っている期間が短い。「ねんきん特別便」を見ると、私が年金の支給を受ける資格を持つまでには、あと10年、年金を払っていかねばならない。
 今の職場は建設関連である。建設関連の業界は公共工事が減って、数年前から不況が続いている。私はまた、社長に対し遠慮なく意見を言うので、社長からあまり好ましく思われていない。よって、いつリストラされてもおかしくない状況にいる。
 あと10年、年金を払わなければならないのに、いつ職を失うかしれない。もしも職を失ったら、この不況下で、オジサンに新しい職があるかどうかも不安だ。
 私は血圧が少々高めである。なので、脳梗塞なんかで倒れて、半身不随になって、働けなくなる可能性も高い。あるいはまた。私は現場に出て、肉体労働をすることもある。危険な電動工具を扱ったり、高い場所に上ったりする。怪我の可能性も高い。
 この先何とか頑張って、リストラされること無く働き続けて、歳取ってまでも働き続けて、そうやって努力したにも関わらず、もしもである。9年を経た後に病気や怪我で倒れて、働けなくなって、年金を支払う能力が無くなってしまったら、過去24年間支払い続けた積み立てが何の役にも立たないということになる。何てこった!である。

  そうやってよーく考えれば、私は不安だらけである。不安を抱いて生きていかなければならない。だけれども私は、あまり不安を感じていない。どうも、不安を感じる部分のセンサーが少々麻痺しているみたいである。「なんくるないさ」と思っている。
 世の中には、不安を感じるセンサーが敏感な人も多くいるであろう。そういった人たちの気分になって、ちょっと想像してみた。お金の入るあてがなくなるかもしれない。老後に年金が貰えないかもしれない、などということをである。
 生きていけないかもしれないのだ。不安である。その不安を払拭するにはどうするか。先ずは貯金だ。金さえあればなんとかなる。貯金する余裕が無ければどうするか。家族である。家族に何とか助けてもらうしかない。その家族もいなければどうするか。

  さて、どうするか。そりゃあもう、開き直るしかない。不安は忘れてしまうしかない。ところが、不安に敏感な人にとっては、自分自身の力ではどうしても拭い去ることのできない不安もあるだろう。それをどうするか。・・・と考えて、ふと思った。
 世の中には偉い人たちがいる。他人の不安を忘れさせてしまう力を持った人々である。彼らから「勇気を貰いました」とか「生きる力が湧きました」とかいった感想をテレビで何度となく私は聞いている。偉い人々とは歌手や俳優、アスリート達のことである。
 ポップスや演歌を聴いて、あるいは、ドラマを観て、「勇気を貰いました」となり、スポーツ選手たちの活躍する姿を観て、「生きる力が湧きました」となる。

 そこでまた気付いた。私は20年以上も前から歌番組を観ていない。ドラマもほとんど観ていない。スポーツにも興味を無くしている。不安を感じることが無いから、そういったものに興味が無いということなのだろう。ただ、このあいだのパラリンピック、ニュースで観ただけだが、選手の頑張る姿に感動した。ホントに偉い人たちだ。
          
          

 記:2008.9.26 島乃ガジ丸

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