ガジ丸が想う沖縄

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非常時の日常『この世界の片隅に』

2017年01月20日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 先週木曜日、「新居を楽しく暮らすための備品作り」がほぼ終了して、「明日からは畑仕事に精を出そう」と思っていた翌金曜日、しかし残念ながら朝から雨。毎週金曜日の恒例行事であるガジ丸ブログアップのため朝早くに従姉の夫の事務所へ行き、恒例行事を終わらせ、そしてそこから、畑ではなく映画館へ向かった。
 映画館はもちろん、私の大好きな桜坂劇場。観た映画は・・・映画の話をする前に愚痴を1つ、あんまり腹が立ったので書かずには腹の虫が収まらないので。

 桜坂劇場指定の駐車場がある。桜坂劇場を利用すれば2時間分は無料となる駐車場。その入口に車を入れようとしたが私のすぐ前に先客がいて、その車が入口で停まったまま。私としては当然、車は駐車スペースに行くであろうと思い、その車の後に自分の車を付けたのだが、車の運転手は入口に停めたまま車から降りた。その時、駐車場の職員である若い(といっても見た目30代)男が「何してるんだ!」といった顔で「車は横付けで停車して」と言う。「どういうこと?前の車がさっさと先に行けば私もすぐに中へ入れるじゃないか、わざわざ横付けにしなくてもいいんじゃないの?」と思った私はおそらく、「何で?」という顔をしていたのだろう。男はまた「横付けにして!」怒鳴る。
 私は車を駐車場入口に横付けにした。「そう、それでいい」という顔をして、男は横着な物言いで「カギはつけておいて」と言い、入口に停まっている車を運転し、駐車スペースへ持って行った。そこで私は気付いた。そこの駐車場は、客は車を入口に停めるだけでよく、その車を駐車スペースに運ぶのは従業員の仕事というシステムであることを。
 そういうシステムが一般的であるのなら私は怒鳴られてしょうがない。あるいは、そういうシステムであることを目立つところに書いてあれば私がウッカリそれを見逃していたということなので怒鳴られてもしょうがない。しかしそうではないのだ。腹立つ。

 愚痴はそこまでにして、さて映画。どのくらい前か、1ヶ月以上前くらいからラジオで時折話題に上がっていた映画。「感動する、涙が止まらなかった」とかいう評判の映画。その映画が桜坂劇場でやっていた。戦争を題材としたアニメ『この世界の片隅に』。ここ何年も泣いていない私は、「久々に泣いてみるか」とこの映画を選んだ。

 映画は、空襲警報を悲惨が近付く足音のようにして、先ずは年月日が画面に現れ、サイレンが鳴る。警報があっても日常は淡々と流れていく。主人公は少女から大人になり、結婚して他家に嫁ぐ。時の流れと主人公の日常が戦争の足音と共に描かれて行く。
 映し出される年月日はやがて昭和20年8月6日となり、同年8月15日となる。右手を失い、広島の実家の家族を失った主人公だが。悲惨な状況が続く中、それでも日常が存在する。悲惨な状況が続く中でも、暖かい心に触れる、笑顔にも出会う。
 これまでに戦争を描いた映画を私は多く観てきたが、この映画以上に非常時の日常を感じさせたものは無かった。そこに日常があるからこそ、背景の悲惨がよけいに際立ったと思われる。そんな描き方をする原作者のこうの史代という人に私は興味を持った。
     
 ところで、「久々に泣いてみるか」という希望であったが、私の目から涙は一滴も流れなかった。老いて感受性が鈍っているのかもしれない。映画に申し訳ないという気分。

 記:2017.1.20 島乃ガジ丸

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