ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

もうひと踏ん張りの沖縄映画

2007年06月15日 | ガジ丸通信-音楽・映画

 このところずっと現場に出ている。雨の日が多くて合羽を着ての作業となる。合羽を着ると暑い。パンツがびしょびしょに濡れるほどに汗をかく。すると、家に帰って風呂上りに飲むビールが美味い。よって、この2週間余り、休肝日が無かった。たっぷり汗をかくほどの肉体労働なので体も疲れている。疲れとアルコールで脳味噌もふにゃっとなる。ふにゃっとなった脳味噌では文章を書くのにも絵を描くのにも、いつもの3倍ほどの時間がかかる。書きたい文章や描きたい絵のほとんどは週末に回る。週末は畑仕事があり、部屋の掃除があり、オジーオバーのパソコン講座もあるので、とても忙しくなった。

 そんな忙しい週末、先週の土曜日、オジーオバーのパソコン講座を終えた後、映画を観に行った。忙しいときに何でわざわざ映画などと思いもするが、大好きな桜坂劇場で、2本の沖縄映画が今、上映されており、少なくともその内の1本くらいは観ておきたいと思ったからだ。1本は『恋しくて』、もう1本は『アコークロー』。
 『恋しくて』は、『ナビーの恋』の監督による作品。『ナビーの恋』はとても良い映画であった。が、次の『ホテルハイビスカス』がちょっと期待外れだったことと、『恋しくて』の内容が青春物ということがマイナス要因となる。若い人の恋愛モノを私は好きでない。「良い思いしやがって。」と腹が立つのである。『恋しくて』を既に観たという友人Tの評価も「イマイチ」ということだったので、今回は『アコークロー』を選んだ。

 上映時間ギリギリに場内へ入る。驚く。桜坂劇場にしては珍しく客が多いのだ。8割がた席が埋まっている。『アコークロー』って、この日が確か初日のはず。「俺が知らなかっただけで、とても前評判の高い映画なんだなあ」とその時思う。すぐに場内が暗くなったので、席を探すのに手間取り、結局、前から二列目の端の方の席となる。桜坂劇場で、このような見辛い席に座ったのは初めてのことである。
 映画が終わり、エンドロールがスクリーンを流れる。私は概ねエンドロールもじっくり観るようにしているが、これまでの経験では、多くの人がエンドロールが始まると、場内が暗いうちに外へ出る。ところがこの時は、立ち上がる人がほとんどいない。「えっ、うそ、それほど感激する映画では無かったぞ」と思いつつ、幕が閉じ、場内が明るくなる。それでも立つ人はほとんどいない。私は立つ。後ろを見ると客はさらに増えており、入口近辺には立ち見している人も何人かいた。その理由はすぐに解った。
  私が立ったと同時くらいに、舞台の袖から一人の若い男性が出てきた。映画にも出演していた沖縄の役者であった。私が出口へ向かって歩いている間に、これから舞台挨拶が始まるということを彼はアナウンスした。「監督、吉田妙子さん、・・・が出演・・・」と彼が言った時には、私はもう出口にいた。「生の吉田妙子は見たかった」と思いつつ、膀胱が満タンになっていた私はトイレへ駆け込んだ。そして、そのまま帰った。

 『アコークロー』は、沖縄を舞台にしたちょっと怖い映画でした。その他には特に感じること、考えさせられたことは無かった。霊とマジムンに対するウチナーンチュの意識をもう少し掘り下げてくれたら、私の満足度も高くなったに違いないと思う。 
          

 記:2007.6.15 島乃ガジ丸

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