ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

恐怖の桝酒

2007年05月11日 | ガジ丸通信-社会・生活

 正月三日の真夜中、ふと、目が覚めた。ビデオデッキの時計を見ると、デジタルの電光文字は2:22。「何で?」と不可解に思う。昨夜は確か、寝たのは11時過ぎのはず、「トリビアの泉」の最後の方で、「金の脳が新しくなりました」とか「銀の脳も新しくなりました」という司会の言ったこともちゃんと覚えている。その後、テレビは消したが、音楽を聴いた。マイスキーの無伴奏チェロを最後まで聴いた。だから、寝たのは11時半頃になるはず。酔いも適度のはず。何でこんな時間に目が覚めるのだろう。不思議。

 目はきっぱり覚めてはいたが、このままでは寝不足で体に悪いと思い、目を閉じて強引に睡眠に入ろうとする。が、寝られない。そのまま1時間ほど経って、ついに寝るのを諦めて、テレビをつける。撮り溜めてあったビデオを観る。1時間半ほど観て、目が疲れてきたのでテレビを消し、うつらうつら。10分かそこら寝たかどうか、時計を見ると5時ちょっと過ぎ。寝られないまま目を閉じて、あれこれ妄想する。ファンタジーの世界へ飛ぶ。いつかしらまたウトウトする。暫くしてまた目を覚ます。時計は5時半。
 寝るのはきっぱり諦める。トイレに行き小便を済ませ、枕元の電気をつけ、コップのお茶を飲み、煙草に火をつける。目は覚めているが体はだるいので、ベッドの中でグダグダする。昨夜のことをもう一度思い出してみる。記憶が少しずつ蘇ってくる。

 ベランダの七輪に海老を2尾置いたままであることを思い出した。起きて、七輪を見に行く。七輪の炭は消えていたが、海老もまた消えていた。「どういうことだ。知らないうちに俺が食ったのか?もしかしたら酔っ払っていたのか、俺は」などと考えつつベッドに戻る。サイドテーブルに一合桝があった。中に酒が少し残っている。飲み干す。そして、トリビアの泉が昨夜では無かったことを思い出した。あれは一昨日の夜だった。
 昨夜は「さんまのまんま」を観たのであった。そして、番組のエンディングを覚えていないということは、番組が終わらないうちに寝てしまっていたのだ。つまり、7時前には寝ていたのだ。であるならば、夜中2時過ぎに目を覚ますのは普通のこと。体は起きようとしているのに、無理やり寝ようとしたものだから、かえってだるくなったのだ。
  テレビを消したのも、電気を消したのも記憶に無い。海老を食ったのも覚えていない。こんなに完璧に記憶を無くすなんて久々のこと。七輪の火を消し忘れて火事にでもなったらえらいことだった。一人で飲む時は気を付けねばならない。などと反省しつつ、朝飯代わりの桝酒を飲みながら、酒とは恐ろしいものだとつくづく思ったのであった。

 朝酒の肴に、元旦に買っておいた黒豆を食おうと冷蔵庫を開けた。そこには封を開けられた黒豆のパックがあって、その汁がこぼれて冷蔵庫を汚していた。砂糖のたっぷり入った汁はベトベトで、他の食材を冷蔵庫の棚板にくっつけていた。面倒なこったと思い、掃除は後回しにして、黒豆を器にあける。中身は3分の1も残っていなかった。どうやら食われたようである・・・私に。しかし私は、食ったことをまったく覚えていない。
          

 記:2005.1.3 ガジ丸

ジャンル:
ウェブログ
この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 転ばぬ先の柚子湯 | トップ | 私マジでぶ »

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 30日以上前の記事に対するトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。