ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ムラサキルーシャン

2017年08月13日 | 沖縄の草木:草本

 台風13号は先島(宮古・八重山・与那国などを指す)を襲い、沖縄本島地方にはほとんど影響を与えなかった。今日(9月10日)来ている台風15号も先島方面に向かっていて、本島への影響はあまり無い。昨夜から断続的な雨と、ちょっと強い風がときおり吹いているだけである。おそらく、本島は強風圏内にも入っていない。
 先週の台風14号は奄美地方、九州に甚大な被害を与えたようだが、沖縄本島中南部はその暴風圏から逸れている。ただし、強風圏内にはあった。しかも、沖縄気象台は風速25m以内の強風圏といっていたが、「本当に強風圏?」と疑うほどに、非常に強い強風圏であった。25mの突風は何度も吹いていたに違いない。ベランダに下げてあった簾は飛ばされ、網戸の網も剥がされた。畑のオクラ、ピーマン、ナスも倒された。
 どこからか種が飛んできて、職場の庭にムラサキルーシャンの花が今年の6月頃から咲いている。ムラサキルーシャンは株を増やし、花は、先週辺りには群れとなっていた。その写真を撮る前に、台風14号の暴風のような強風にやられて、今、花は消えている。気がついたら撮る、ということは、虫についてはやっているが、植物の場合は、まあ、無くなることはなかろうとタカを括っているせいか、時々、そうやって機会を逸してしまう。
 数ヶ月前に、散歩の途中で撮った花の写真がある。その時は何の花か知らず、調べたらムラサキルーシャンであった。その後、職場にも咲いているのを見つけた。同僚に「何の花?」と訊かれて、「ムラサキルーシャンだ」と威張ることができた。気がついたら撮るということをやっておけば、偉くなったような気分も味わえるということである。
 
 ムラサキルーシャン(紫るーしゃん):花壇
 キク科の多年草 ブラジル原産 方言名:無し
 ネットのいくつかのサイトには夏から秋に開花とあったが、『沖縄植物野外活用図鑑』の写真は11月の撮影、散歩の途中、私が撮った写真は4月のもの。暖かい沖縄では年中、花を見ることができるのかもしれない。花茎は40センチ前後の高さになり、茎の先端に紫色の花を一つつける。花はアザミに似た形、空に真っ直ぐ顔を向けている。
 『沖縄植物野外活用図鑑』にはルリアザミ(瑠璃薊)という名で載っていた。瑠璃色の薊に似た花ということらしい。本種はアザミ属では無くセントラセルム属。同書に掲載されていた写真は昭和51年に撮影されている。ネットのサイトを見ると、「最近流行りのハーブ」とあったが、沖縄では30年前から道端で見られたようである。
 『沖縄植物野外活用図鑑』の著者、多和田さんが名付けたルリアザミは流通せず、ムラサキルーシャンなんて、わけのわからない名前が一般化したようだ。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2005.9.10 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行

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