ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

グヮバシロップ漬け

2016年09月16日 | 沖縄の飲食:果物・菓子

 オジサンの難肌

 グヮバは、沖縄語ではバンシルーと呼び、昔から親しまれている果物の1つ。私が少年だった頃、悪童(私も含む)達は他人の家の庭になっているバンシルーを盗んで食べていた。しかし、それを咎める大人はほとんどいなかったと記憶している。
 バンシルーはまあまあ甘かったけれど、種が多い上、果実全体に散らばり食べ難い。なので、売り物にはならず、盗られても文句を言う人はいなかったのだと思う。
 私の畑ナッピバルには2種類のバンシルー(グヮバ)が植えられている。どちらも私が子供の頃に盗み食いした種とは違うもの。全部で20本ほどあるが、全て、前の持ち主である友人の脱サラ農夫Kが植えたものだ。1種はキミノバンジロウという品種(ストロベリーグヮバの変種)で、これが1本。もう1種は品種名不明、Kによると「グヮバ茶用」とのことで、主に葉の方に需要があるもの、これが約20本。

 キミノバンジロウは甘みが十分ある。ただ、果実が直径2~4と小さく、概ね丸ごと口に含むのだが、果実全体に種がありジャリジャリと食感が悪い。なので私は、20~30個たまったところでジュースにし、泡盛カクテルなどにして飲んでいる。
     
     

 お茶用のグヮバだが、Kによると「実も美味しい」とのこと。彼から畑を引き継いだ翌年には食べてみた。「美味しい」とまでは私の舌は感じなかったが不味くはない。よく見かける普通のグヮバに比べると種が少なく中央に固まっているので、半分に切ってスプーンで種の部分をえぐり取ると食べやすい。熟すると果肉は柔らかい、さほど甘く無く多少渋みがあるが、シロップに漬けて1晩2晩置くと渋みは抜け甘さもいくらか増す。
     
     

 先日、そのお茶用のグヮバを馴染みの喫茶店(私より年上のオバサン、あるいは婆様たちが集まる店)に持って行ったら、オバサン、あるいは婆様たちが大喜びした。「ビタミンCが豊富で美肌効果があるのよ」、「ポリフェノールも多く、抗酸化でアンチエイジングの効果もあるのよ」とのこと。オバサン、あるいは婆様たちの顔を見ながら「もう遅いんじゃねーか?美肌を誰に見せるの?」と私は思ったが、それは口にしなかった。
 お茶用グヮバは春からポツポツ収穫できていたが、その収穫最盛期は夏、7~8月が最盛期。ちなみに、もう1ヶ月以上もほぼ毎日美容のグヮバを食べている私だが、オジサンの肌はスベスベにならない。オジサンの難肌には効果無いのかもしれない。

 記:2016.9.11 ガジ丸 →沖縄の飲食目次

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