ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

得に得を重ねた制度

2011年10月14日 | ガジ丸通信-社会・生活

 長引く建設業不況で私の勤める会社も年々業績が悪化し、変則雇用(日給制正社員)の私は時短を余儀なくされ、去年3月から週休5日となった。で、月の収入が5、6万円、生活は大変苦しい。自産自消イモ生活計画が上手くいっていれば、それで食費の半分くらいは稼げたのだが、それも、これから順当に行ったとして、来年春からとなる。
 それでも、細々と質素に生きて行けば、生きていけないことも無いのだが、去年の秋、デートに誘いたい女性が現れた。単にデートに誘いたいという女性は他に何人もいるが、できれば恋愛関係に発展して欲しいという下心(というのか?この場合も)を持ってデートに誘いたい女性に出会ったのは15年ぶりくらいのこと。
 私はけして、自分がモテル男などとは思っていないが、思考が楽観的なので、「そのうち何度もデートをするようになるだろうな、でも、今の貧乏状態だと何度もは無理だな、デート代を稼ぐ方法を何か考えないといけないな」などと余計な心配をしていた。

 金を稼ぐ方法は、今の会社を辞めて別の会社で働くという手がある。不況なので他に雇ってくれる会社があるかどうか不安もあるが、たとえ見つかったとしても、普通に就職すると、休みが少なくなるので畑仕事ができないという難点がある。畑仕事はやりたい。自産自消イモ生活計画を何とか成功させたい。で、普通の就職には躊躇する。
 会社への出勤が週2日で、畑仕事も週2日として、空いた3日間はアルバイトをしようかとも考えた。そして、「転職にしろ、アルバイトにしろ、とりあえずハローワークに行って相談してみるか」と決めた。そんな矢先、フラれた。一度もデートに応じて貰えないままフラれてしまった。あれこれ思い悩んでいたことは杞憂に終わった。

 フラれたのは去年の11月、それから9ヶ月が過ぎた今年の8月、ハローワークへ行った。「デート代を稼ぐため」の相談に行ったのでは無く、「学びながら月10万円貰える制度がある」と友人から聞いて、「学んで得して、さらに10万円も貰えるってか!得に得を重ねたようなもんじゃねーか!」と驚き、さっそく出かけたのであった。
 ハローワークは混んでいた。若い人の姿が目立った。不況なんだな、失業者が多いんだなと改めて認識した。1時間ほども待って、やっと相談窓口へ。「学びながら月10万円貰える」どーのこーのについて担当者に質問した。「雇用保険の受給資格のある人は貰えません」とのこと。で、調べてくれた。私は雇用保険受給資格者であった。

  「学びながら」の「学ぶ」の中には農業実務講習なんてものがあった。10万円は貰えなくても、只で技術と知識が身に付くならお得である。「仕事辞めて、この講習を受けた方が近い将来の役に立つ、金は週末にアルバイトして稼ごう」と決めた。
 数日後、その講習の申し込みに行った。「とても混んでいる」という情報を得ていたので開場の30分前には現場へ着いた。であるが、もう混んでいた。並んでいる前の人、後ろの人などに話を聞くと、「学びながら月10万円」が魅力で多くの人が押し掛けているらしい。「受付までどのぐらい待つの?」と前の若い女性に訊いた。「早くても4、5時間は待ちます」とのこと。それを聞いて、私は帰った。10万円貰えるなら4、5時間を我慢したかもしれないが、その時間、畑を耕していた方がましと思ったのだ。
          

 記:2011.10.14 島乃ガジ丸

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