ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

サトイモ

2016年11月25日 | 沖縄の飲食:食べ物(材料)

 日本酒が欲しくなる芋

 沖縄の土は概ね粘土質である。私の畑ナッピバルの土も粘土質である。甘藷は、倭の国では甘藷の茎を引っ張れば芋が芋蔓式にボコボコ出てくるらしいが、沖縄ではそうはいかない。沖縄の甘藷には土がべったりくっ付いているので蔓を引くと蔓が切れる。なので、ショベルで掘る。その際、土が濡れているとショベルに土がベッタリ付き、掘り出した芋にも土がベッタリと付く。掘るのに難渋し、芋に付いた土を落とすのにも難渋する。
 今年は雨が多かった。畑の土がいつも濡れていた。特に、梅雨入り以降は毎日濡れていた。で、芋掘りができなかった。で、私は長いこと畑の甘藷を食っていない。
 10月後半から雨が少なくなって、畑の土も乾いてきて、芋掘りもやろうと思えばできたのだが、雨が多かったせいで畑仕事も遅れていて、その頃から忙しくなり芋掘りどころではなくなっていた。ということで、私は長いこと甘藷を食っていない。

 同じ芋でも、芋が地中の浅い位置にあって掘り取り易いサトイモは、すでに2株を収穫し、私の食卓に数回お目見えした。サトイモは私の好物である。私の好物はたくさんあるので、それが好物ベスト10に入るかどうかは怪しいが、少なくとも、日本酒の肴としてはベスト10に入ると思う。それが証拠に、10月から日本酒を飲む機会が増えた。
 いや、嘘をついた。「10月から日本酒を飲む機会が増えた」のは気分が秋になったからだ。暦の立秋は、沖縄ではまだ全然夏、秋分でも早い。秋分の次の寒露辺りからだと、暦でその文字を見ると気分は「秋かも」となる。実際は、秋風を感じた時が私の秋なのだが、今年はなかなか涼しくならなかった。今年の10月は記録的な暑さだった。
 それでも日本酒は飲みたい。「白玉の、歯に沁みとおる秋の夜の・・・」だ。実は、日本酒が飲みたいがために、畑のサトイモを掘ったと言った方が正解。

 サトイモ料理のことはよく知らないが、私はおそらくこれまで煮たものしか食していない。揚げても美味しいかしれない、焼いても美味しいかしれない。でも、私は、ほんのりと甘辛く煮たサトイモが大好きである。少々ねっとり感のある食感も好きである。
 今回の私のサトイモ料理は、煮て、火が通ったと思われるところで、自作のウージ(サトウキビ)液糖と醤油を加え、弱火でコトコトとさらに煮たもの。そのまま食べて美味くて、「酒だ、日本酒だ!」となり、ワサビを少し付けて食って、「旨いぜ、酒だ、日本酒だ!」となり、秋の夜、白玉を十分楽しんだ。念のため言っておくが、十分とは量の事を言っているのではない。旨さのことを言っている。貧乏人は1日1合しか飲まない。
     
     
     
     

 植物としてのサトイモについては既に、2005年5月に紹介しているが、その記事の中で私は「サトイモは皮を剥いたりしたときに手が痒くなる・・・で、生のサトイモを買って料理することは少ない。過去に2、3回しかない」と書いている。後期オジサンとなった今もサトイモの皮を剥いたりした時に手が痒くなるが、その痒さは緩い。後期オジサンの手が鈍感になっているようだ。ちなみに、その記事の中でも「日本酒の好きな私は、さっぱりとした味のサトイモが好きである」と書いてある。昔から飲兵衛なのだ。
     
     
 サトイモ(里芋):根菜
 サトイモ科の一年草。原産分布は東南アジア。方言名:チンヌク
 生育気温は25から30度。高温多日照を好む。植えてから収穫するまでに250日要するとある。10月から5月の間に植え付け、5月から12月の間に順次収穫する。
 サトイモはその茎も食用となる。ズイキ(芋茎)という。

 記:2016.11.23 ガジ丸 →沖縄の飲食目次

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