ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

楽天的老後計画

2015年01月16日 | ガジ丸通信-その他・雑感

 先週、『独居老人の楽しい暮らし』という題で、独居老人でも楽しく暮らせるだろうと強がりめいたことを書いたが、その中には独居老人の不安も書いた。歳取るに連れて一人ではできないことが増えるだろうと思っての漠然とした不安は、しかし、生来楽天家の私なので「その時はその時さ」と思っているわけ。

 先週土曜日の朝、千葉に住む弟がやってきた。空港に迎えに行ってその車中、「何しに来たんだ?」と問う。「兄さんの畑を手伝いに」との答え。弟は今週水曜日の午後に帰ったが、その4泊5日の滞在中、やるべき作業が毎日あったので、弟を畑へ毎日連れて行ったが、彼が畑を手伝うことは1秒もなかった。弟が悪いのでは無い。私が手伝いを要求しなかったのだ。弟がすぐに(私が指導することなく)出来ることは無かったからだ。
 5日間いずれの日も畑作業は長い時でも30分で済ませ、3年ぶりの沖縄となる弟をあちらこちら案内した。先ずは我が家のトートーメー(位牌)を預けている寺へ行き、手を合わせ、そこから叔父の家に行き挨拶、そして、「飲みに行こうよ」と誘ってくれた従妹の家でしばらく歓談し、宿泊場所へ連れて行った。
 弟は特にこれといった目的は無いようであった。彼が行きたいと意思表示したのは買い物のためのショッピングセンターいくつかと、老舗のタコスの店、老舗のアイスクリーム屋、人気のぜんざい屋、そして、他人のものとなってしまった父母の家。父母の家には帰る日、空港へ送るついでに連れて行った。売却後は私も初。一年近くぶりの父母の家、表札は変わっていたが、外観に変わりは無かった。

 4泊5日の間、弟とは車の中で、畑で、彼の宿泊している場所で、また、酒を飲みながら約30時間一緒で、その間あれこれ話をした。
 「定年になったら沖縄に帰りたいと思っている。安い一軒家ないかなぁ?」とは前来た時にも聞いたが、今回それに付け加えて、
 「女房も一緒だ」と言い、「マンションでもいいなぁ」とのこと。
 そんな話から、「中古では無く、土地を買って、自分でデザインして夫婦二人の終の棲家となる小さな家でも建てたらどうだ?」と私が提案すると、それに乗ってきた。
 「50坪ほどの土地に、20坪ほどの夫婦の家を建て、その隅に俺が5坪ほどの小屋を建てそこに住むんだ」とさらに提案すると、「そりゃいいね」となった。
 というわけで、彼は父の財産の取り分を私に預けたままにし、その金と私の取り分のお金を合わせて土地探しをする、これが彼と私の当面の目標となった。
          

 「俺が死んでも、財産を譲る者がいないから土地の名義はお前でいいな?」
 「俺が先に死ぬかもしれないじゃないか」
 「そうか。そうだ、養子を貰えよ」、弟夫婦には子供がいないので、そう提案。
 「養子?・・・女でもいいかなぁ?」、女なら該当者がいないこともないようである。
 弟夫婦が隣に住んでいて、そこへ時々若い養女が訪ねてくる。そうすると、小屋にいる私へも声がかかり、ちょっとしたパーティーとなる。そう上手く行くかどうか曖昧模糊だが、なかなか面白そうな老後である。正月早々、楽天的老後計画が生まれた。
          

 記:2015.1.16 島乃ガジ丸

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