ガジ丸が想う沖縄

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はいさい、ヒラリーさん1

2012年06月15日 | ガジ丸通信-沖縄関連

 安全性に問題があるとされている垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが、世界で最も危険な軍事基地と言われている普天間基地に配備されようとしている。オスプレイは開発段階から数回の事故を起こしており、今年4月にはモロッコで墜落した(事故は一昨日にもあったね)。先だって、その墜落原因について「機体に機械的な不具合はなかった、人為的ミスだと思われる」とアメリカは非公式で日本側に伝えた。
  墜落原因はなお詳細な調査が必要なようで、その正式な発表は「なんとか年内には」となっているらしい。ところが、墜落原因が解明されない内にオスプレイを普天間基地に配備したいとアメリカ軍も日本政府も沖縄県に要請している。

 いやいや、たとえ墜落原因が伝えられたように「人為的ミス」だとしてもだ、「人為的ミス」ということは操縦ミスに他ならぬであろう。オスプレイは推進機構が複雑で操縦が難しい乗り物であると聞いている。改良を重ね「実用化以降の事故は2度しかない」だとしても、操縦が難しいのであれば一般のヘリコプターより事故は起りやすいはずだ。やはり、オスプレイは危険な軍事用乗り物であると言って良い。
          

 アメリカでは軍隊の使う飛行場には安全基準が設定されている。その基準においては、滑走路の延長線上に住宅、学校、集会場、病院などがあってはいけないとされている。滑走路の両端からそれぞれ両方向へ、近い所から順に「クリアゾーン(利用禁止区域)」、「APZ-Ⅰ(事故危険区域1)」、「APZ-Ⅱ(事故危険区域2)」という区域が設定され、そこに住宅、学校、集会場、病院などがあってはいけないとなっている。それらがあった場合は飛行場を作れないことになっている。
 さて、普天間基地はその安全基準に適っているのか?・・・当然、否である。

  普天間基地は宜野湾市の真ん中にあり、基地の四方八方が市民の生活区域である。住宅も密集しているし学校や病院も店舗もたくさんある。
 滑走路から最も近く最も危険とされている「クリアゾーン」でも住宅地が半分近くを占め、北側には普天間第二小学校がすっぽり収まっている。「APZ-Ⅰ」、「APZ-Ⅱ」にいたっては、さらに多くの住宅、学校、集会場、病院などがあり、北方面は北中城村まで及び、普天間高校、北中城小、北中城中などが入っている。南方面は浦添市大平辺りまで含み、そこはもう市街地となっていて、住宅は密集し、多くの学校、公共施設、病院などがある。やはり、普天間基地は危険な軍事基地と言って差支えなかろう。
          

 さて、アメリカ国務省は『国別人権リポート』なるものを毎年公表している。『国別人権リポート』とは「国際社会で認識されている人権について、その状態に関する包括的で完全な報告書」とのことだが、具体的には、例えば、人権活動家を拘束しているということで中国やミャンマーなどを非難したりしている。それを考えるとつまり、アメリカ合衆国は人権に対して敏感であり、人権を大事にする国であると想像できる。
 現在、国務省の長官はヒラリー・クリントンだ。彼女は、彼女の夫と共にリベラル派と見なされている。弱者に優しいはずだ。彼女に手紙を出そう。

 記:2012.6.15 島乃ガジ丸

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