ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ルリマツリ

2017年09月17日 | 沖縄の草木:低木

 このホームページの「沖縄の草木」では、草木を「主木高木」、「中木添景」、「低木」、「蔓蔦」、「街路公園」などに分類しているが、その分け方に確固とした理由があるわけでは無い。概ねそういう使い方が多かろう、良かろうという気分で分けている。
 主木にするか添景にするかは、その庭の主の感性によって決まると言っていいし、街路公園に分類された大木でも、広い庭でなら主木にしたり添景にしたりできる。雑木雑草に分類されたものだって、管理のしようによってはグランドカバーに使えたりする。
 蔓蔦植物の場合は、その性質が特異なので、壁面緑化や、パーゴラ、フェンスに絡ませて”面”の景色とする使い方となる場合が多い。しかし、中には刈り込んで玉作りや、生垣などに利用されるものもある。これまでいくつかの植物を蔓蔦にするか、低木、あるいは添景にするかでちょっと悩んで、コインを投げるようにして決めたものがある。
 何ていい加減な!と思われる方はおそらく、このHPの記事をそう多くは読んでいらっしゃらないのであろう。全体的に南国特有ののダラーっとしたいい加減な雰囲気で、私は書いているので、学問的に信用できる立派なものではないという自信を持っている。ただ、言わせてもらえば、植物を愛でるのは学問では無く、感性である。感性は人それぞれ違うのだが、一般の人よりはいくらか植物に触れる機会の多い私の感性は、学問的にでは無く、植物を愛でるときの参考には、ある程度なれるのではないかと思うのである。
 以上はもちろん、できない男の言い訳。ということで、以下に続く。

 ルリマツリもまた、半ツル状の性質をもつ植物で、フェンスにからませているのもよく見たりするが、コインを投げた結果、これは低木とした。
 
 ルリマツリ(瑠璃茉莉):添景・生垣・壁面
 イソマツ科の半ツル性常緑低木。原産分布はアフリカ南部。方言名:無し
 陽光がよく当り、排水良好な環境を好む。半ツル性となるので、フェンスに這わせて壁面緑化として使え、単独で庭のアクセントにも使える。細い茎は2~4mまで伸びるが、下垂し、高さは1mほどにしかならない。しかし、伸びた枝が込み合い、見苦しくなるので、添景として用いる場合は花が終わった後に剪定する。
 夏の暑い盛りに薄い水色の涼しげな花を多くつける。開花期は7月から11月。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2005.7.31 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行


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ルリハナガサ

2017年09月17日 | 沖縄の草木:低木

 風邪を引いてしまった。先週月曜日(2月15日)のこと。症状は軽かった。喉が少し痛くて、体が少しだるい程度。三日目には喉の痛みは治まった。しかし、その代わりみたいに、鼻水が止まらなくなった。酒を飲むと鼻水も少なくなったが、酒が覚めてくると再び出だす。ベッドの傍のテーブルの上に洟をかんだティッシュが山となった。
 「ベッドの傍のテーブルの上に洟をかんだティッシュが山となった」状態は、翌週の木曜日の朝まで続いた。おそらく1箱分はティッシュを使っている。
 で、私の鼻は今、ウチナーグチ(沖縄口)で言うところのハナハギーになっている。ハナハギーとは鼻が剥げているという意味で、かみ過ぎて、鼻の穴周辺の皮が剥げてしまっている状態を言う。剥げた箇所はそのうちかさぶた状となる。このかさぶたのことをアカハナガサと言う。沖縄語辞典には無い、私の思い付いた造語。

 今回紹介するのはルリハナガサ、漢字で書くと瑠璃花笠となる。美しい字面だ。ルリハナガサは見た目もきれいである。それに比べ、私が思いついたアカハナガサは、漢字で書くと赤鼻瘡となる。もちろん見た目も汚い。今、私の鼻はアカハナガサとなっていて、写真を撮り、「なるほど」と納得して貰うこともできるのだが・・・止す。
 
 ルリハナガサ(瑠璃花笠):添景・花木
 キツネノマゴ科の常緑低木 インド原産 方言名:なし
 名前の由来は資料が無く不明。であるが、花の咲いている姿を見て、おそらくこうであろうと想像は容易にできる。苞が重なっている穂の形が笠に見える。その苞から可愛い花が顔を出している。で、花笠。ルリ(瑠璃)は花の色から。
 いくつかのサイトに「別名ブルーセージ」とあったが、私が参考にしている文献にその名は無かった。学名を見るとEranthemum pulchellum Andrewsとある。エランセマム(多くのサイトではエランテムムと表記)という名は見たことがある。エランセマム・キューエンセという名の植物があることを、実物は見たことが無いが、知っている。
 高さは1~2mになるらしいが、私が見たのは30センチていど。小さかったせいでもあろうが全体に柔らかく、初めは木(木本)では無く、草(草本)だと思った。で、写真を撮ってから何者か判明するまでに時間がかかった。。
 葉腋から長さ10センチほどの穂状の花序をだし、重なり合った苞から花を咲かす。花は苞の下方から次々と開く。青紫色、開花期は冬~春。
 
 花

 記:島乃ガジ丸 2010.2.23 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行


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リュウキュウハナイカダ

2017年09月17日 | 沖縄の草木:低木

 2007年はノスタルジーの年となっている。先週(2月18日)、私の青春の音楽である”いとうたかお”ライブに出かけ、楽しい時間を過ごした。その前、1月には高校一年のクラス会があり、古い友人たちと会い、往時を懐かしむ。2月はまた、高校三年のクラス会があり、同様にして往時を懐かしむ。
 クラス会で、オジサンオバサンたちは往時を懐かしむ他、「息子が東京の私立大学に入って、仕送りが大変」だの「娘が結婚した」だの「もう孫ができた」だの、家族の幸せな話もする。そしてまた、「肝臓が」、「胃が」、「腎臓が」、「腰が」、「肩が」など肉体の衰えの話も多い。「白髪が」、「禿が」など見た目の衰えの話も含まれる。
 体の疾患はまだ少数派で、見た目の衰えには個人差があるが、皆が一致して衰えを感じているものがある。脳である。物事が思い出せない。物事をすぐ忘れるなどの衰え。その夜も「ほら、留年して一緒のクラスになった人、名前何だっけ?」との問いに、12人のクラスメートの脳味噌がフル回転して、思い出すのに十数分費やした。そうなのである。脳は衰えるのである。脳廃る爺は私だけでは無かったのである。

 花の写真を撮るために、私はたびたび樹木の多くある場所を散歩する。末吉公園と琉球大学キャンパスが最も多い。もう一年ほど前になるが、植物の開花期を表にしたプリントを作った。樹木の種類は私が見たことの無いものを中心に100種ほど。末吉公園と琉球大学キャンパスを歩く際はそれを手にしながらと予定していた。だが、一年経ってもまだそれを実行していない。散歩はしているが、プリントを忘れるのである。
 先日、従姉の別荘でハナイカダを見たときに、「そうだ、開花期のプリントがあったんだ。」と思い出した。ハナイカダは花のつく場所が独特で、写真に撮りたいと思っていた植物の一つであった。プリントに記載していた。で、プリントを思い出した。
 家に帰ったらプリントを探して、バッグの中に入れておこうと決める。が、それもまた忘れ、今、これを書こうと思った時に思い出した。で、さっき、そのプリントを探した。が、どこにしまったかを思い出せない。さすが、脳廃る爺なのである。
 
 リュウキュウハナイカダ(琉球花筏):添景・鉢物
 ミズキ科の落葉低木 奄美、徳之島、沖縄などの固有種 方言名:トリフク(奄美)
 花の付き方が特異で、葉の表中央につく。名前の由来はそこからで、広辞苑に「葉の上面の中央に淡緑色の小花をつけ、これを、花を乗せた筏に見立てる」とある。
 山地に自生する。『沖縄植物野外活用図鑑』には「高さ3~4m」とあるが、『琉球弧野山の花』には「高さ1~2m」とある。生育する場所によって、そのような違いがあるのだろう。開花期についての記載がどの文献にも無い。文献の写真は2月、私が見たのは1月と2月。葉の表中央に2個、淡い緑色の小さな花をつける。
 本土に自生するハナイカダの亜種となっている。ハナイカダは北海道南部以南に自生、本種は奄美、徳之島、伊平屋、沖縄の固有種。ちなみに両者の学名は、
 ハナイカダ:Helwingia japonica
 リュウキュウハナイカダ:Helwingia japonica subsp.liukiuensis
 
 花

 ハナイカダ(花筏)
 ミズキ科の落葉低木 北海道南部以南~九州に分布
 広辞苑に「別名ママコノキ」とある。葉の表に咲いた花が継子の様だということか。
 山地に自生。高さは2~3m。開花期は晩春から初夏。若葉は食用。

 記:島乃ガジ丸 2007.2.23 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行


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リュウキュウアセビ

2017年09月17日 | 沖縄の草木:低木

 このHPで500種ほどの草木を既に紹介しているが、しかし、身近な草木だけでも、その数は私の想像をはるかに超えるほど多い。ゴールは遥か遠くにある。
 身近にある草木には、まだ何物か判明していないものが多くある。また、名前はよく聞いているが、その姿を探せずに、紹介できていない草木もいくつかある。

 図鑑でその特徴ある姿を見ていて、実物を見ればすぐにそれと判るであろうという草木もいくつかある。花の付き方、形が独特であるリュウキュウアセビもその一つ。
 リュウキュウアセビは本土にあるアセビの亜種で、基本種と見た目はほとんど同じ。リュウキュウと名が付く位なので沖縄に自生している。沖縄島での自生地は主に北部。酸性土を好むとのことで、そうなっている。私の住む那覇近辺はアルカリ土質なので、なかなかお目にかかる機会がないのである。イジュやアデクなどと同じ。
 同じく酸性土を好むツツジもまた、沖縄島では北部に自生する。しかし、ツツジは中南部でもよく見かける。植栽土壌を赤土にしたり、鹿沼土を混ぜたりして酸性土にしているのだ。その方法でリュウキュウアセビ、イジュ、アデクなども育ちそうなものだが、それらはより一層酸性土を好むということなのかもしれない。詳細は不明。
 ところが、近所の民家でリュウキュウアセビを見つけた。鉢植えである。たぶん、鉢の土全てを酸性土にしているのであろう。よく育っていて、花も多く付けていた。
 それにしても、その大きさからいって、その鉢植えのリュウキュウアセビは、少なくとも数年前からそこにあったと思われる。その家の前を私は数年前からおそらく4、5百回は通っている。なのに、それまでまったく気付かなかった。花が咲いていれば目立ってもいたはずなのだ。どうも、私の目は節穴みたいである。そうとは思っていたが。
 
 リュウキュウアセビ(琉球馬酔木):添景・鉢物
 ツツジ科の常緑低木 奄美以南の琉球列島に分布 方言名:不詳
 本土に自生するアセビの学名がPieris japonica subsp. japonicaで、本種の学名が
Pieris japonica D. Don ssp. koidzumiana Hatusimaとなっているので、両者は亜種関係となる。アセビは広辞苑にあり、「牛馬が食うと麻痺するというので馬酔木と書く」とあった。本種は奄美以南の琉球列島に分布するので、リュウキュウと付く。
 奄美以南の琉球列島に分布し、琉球列島の固有種である。さらには、別名をオキナワアセビともいう。琉球列島の固有種で、リュウキュウとかオキナワとか名が付いているのに方言名が無い。・・・ことは無いだろうと思うが、参考文献には無かった。
 枝先近くの葉脇から花序を出し、小さな白色の花が多く房状につく。1個の花は鈴状の形をしていて、下向きに咲く。開花期は2月から4月。
 沖縄島では酸性土の北部に自生する。アルカリ土壌の多い中南部では生育が困難。高さは1~3mで、幹は直立する。樹姿は自然に整い、庭園樹、盆栽に利用される。
 沖縄島での自生地であるタナガーグムイ(国頭村安波にある泉の名前)は、本種を含めた植生が国の天然記念物に指定されているとのこと。
 
 花
 
 葉

 記:島乃ガジ丸 2008.7.17 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行


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ランタナ

2017年09月17日 | 沖縄の草木:低木

 もう長いことデートなるものをやっていない。女性と二人で映画を観たのは確か、6、7年前、当時二十歳くらいであったA嬢とだ。彼女とはその後、飲みに行ったりもした。その頃は美人妻のHさんとも映画を観たり、コンサートに出かけたりしていた。
 自分の車の助手席に、母、姉、従姉以外の女性を乗せたこともそれ以来無い。静岡に住む才色兼備のKさんが遊びに来た時に、彼女を助手席に乗せて『ちゅら海水族館』などへ連れて行ったが、それも6、7年前か、あるいはもっと前だ。

 今年(2011年)5月連休のある日、「私を○○に連れて行って}と女子高生から電話があった。もちろん快諾する。彼女の家は私の家から車で5分、彼女を拾って○○へ向かう。○○はそこからさらに、同じ方向へ10分も行った場所。
 ○○の近くには大きな公園がある。彼女の用事が済んだら、その公園を二人で散歩しようとオジサンは企んだ。久々のデートは女子高生と、手を繋いで歩こうと。
 最後のデートのあった6、7年前というと、ガジ丸HPを始めた頃だ。以来、私はたくさんの草木、花などの名前を覚えた。公園を散歩しながら、「これは何だ、あれは何だ」と知識をひけらかすのだ。「オジサン、ちょースゲェ」となるはずだ。たくさんの草木、花などを覚えた成果が、尊敬の眼差しという結果となって現れるはずだ。
 はずだったが、彼女の用事が終わった頃にどしゃぶりとなって、すぐに帰った。

 この6、7年で、美人相手に知識をひけらかす機会が一度あった。一緒に歩いていた甥の嫁TMが、実家の近くの民家の花壇の前で足を止め、「子供の宿題の押し花、何がいいかなぁ?」と言いながら、ランタナの花を一つ摘んだ。「ランタナは硬いから押し花には難しいかも」と私が助言すると、「あ、これ、ランタナって言うんですか、あっ、ホントだ、花が硬い。さすがですね、良く知ってますね。」と尊敬の眼差しを受けた。
 
 ランタナ(Lantana):生垣・刈込・法面
 クマツヅラ科の常緑低木 分布は中南米 方言名:ヒチヘンゲ
 ランタナは属名のLantanaから。和名はシチヘンゲ(七変化)、またはコウオウカ(紅黄花)。花色が黄色から紅色へ変化していくことからそういった名がある。
 繁殖力が旺盛で枝を無秩序に伸ばし暴れる。ナンクルミー(自然発生)もするし、茎には棘もあるので、沖縄では庭木というより雑草扱いされることもある。庭では、萌芽力が強く、強剪定に耐えるので、常に刈り込んで形を整えておく。あるいは、キバナランタナのように高さが50センチを超えない品種が使いやすいかもしれない。
 基本種の花は、咲き始めは黄色、そのあと橙になり、赤へと変わる。園芸品種が多くあり、花色は多彩。花色が黄色いままで変化しないキバナランタナや、白いままの白花種などがある。いずれも開花期は2月から11月。
 高さは50センチから1m。果実は8月から11月に見られ、黒藍色に熟す。
 学名は、ランタナ Lantana camara
 キバナランタナ Lantana camara Linn.var.hybrida
 
 白花
 
 赤花

 キバナランタナ(黄花Lantana):生垣・刈込・鉢物
 クマツヅラ科の常緑低木 分布は南アメリカ 方言名:なし
 トゲナシランタナの矮性園芸品種とのこと。名前の由来は花色から。
 高さは50センチほどにとどまる。根元から分枝し、株立ち状となる。ランタナは花色が変化するが、本種は黄色のまま変化しない。開花期は2月から11月。
 

 記:島乃ガジ丸 2011.5.11 →沖縄の草木目次

 参考文献
 『新緑化樹木のしおり』(社)沖縄県造園建設業協会編著、同協会発行
 『沖縄の都市緑化植物図鑑』(財)海洋博覧会記念公園管理財団編集、同財団発行
 『沖縄園芸百科』株式会社新報出版企画・編集・発行
 『沖縄植物野外活用図鑑』池原直樹著、新星図書出版発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄園芸植物大図鑑』白井祥平著、沖縄教育出版(株)発行
 『親子で見る身近な植物図鑑』いじゅの会著、(株)沖縄出版発行
 『野外ハンドブック樹木』富成忠夫著、株式会社山と渓谷社発行
 『植物和名の語源』深津正著、(株)八坂書房発行
 『寺崎日本植物図譜』奥山春季編、(株)平凡社発行
 『琉球弧野山の花』片野田逸郎著、(株)南方新社発行
 『原色観葉植物写真集』(社)日本インドア・ガーデン協会編、誠文堂新光社発行
 『名前といわれ野の草花図鑑』杉村昇著、偕成社発行
 『亜熱帯沖縄の花』アクアコーラル企画編集部編集、屋比久壮実発行
 『沖縄四季の花木』沖縄生物教育研究会著、沖縄タイムス社発行
 『沖縄の野山を楽しむ植物の本』屋比久壮実著、発行
 『海岸植物の本』アクアコーラル企画発行
 『花の園芸大百科』株式会社主婦と生活社発行
 『新しい植木事典』三上常夫・若林芳樹共著 成美堂出版発行
 『花合わせ実用図鑑』株式会社六耀社発行
 『日本の帰化植物』株式会社平凡社発行
 『花と木の名前1200がよくわかる図鑑』株式会社主婦と生活社発行


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