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【明日の店長のために】No.19 できる人

2017年05月16日 | 店長・リーダー

【明日の店長のために】No.19 できる人

 不世出の天才打者、長嶋茂雄の打撃理論とは、次のようなものです。
・来た球を打つ! 
・来るべき時に来た球を打つ!
・満塁の時はボール球は全て見逃し、ストライクゾーンに入って来た球だけを狙う
・カーブを打つコツは、グッと力を溜めて曲がった時にスポーンと打つ

 いかがですか?天才の天才たる所以です。でもこれで打撃のコツが分かりますか?これを聞いて新人が打てるようになるでしょうか?でも、長嶋茂雄にはこれ以上の説明はできないのです。

 カリスマ販売員もこれに似ています。例えば、お客様の購買スイッチが入った瞬間に一押しするというような類のもの。これをマニュアルにするのは無理でしょうね。「私はこうして成功した」的なビジネス書をいくら読んでも成功しないのと同じです。そのノウハウというものは、その個人に特有のパーソナリティや環境と不可分のものです。うわべの方法だけを真似てもうまくいきません。

 仕事ができる人は、自分ができるから他人もできて当たり前と思ってしまう傾向があります。店長も「できる人」です。できる人だからこそ店長に抜擢されたのです。しかし、部下に教えるとき、なんでこんな簡単なことができないのか、どうしてそんなに時間が掛かるのか、自分ならその半分でできるのにとイライラしてしまう。ついには教えるよりも自分でやった方が早いとなって、あれもこれもと仕事を抱え込んでしまう。何でも自分でやるのは三等店長です。

 しかし、「上にある者、下の者と才智を争うべからず」(荻生徂徠)です。そもそも店長は部下より仕事ができて当たり前。勤務年数も違えば給料も違うのですから。自分と同じレベルを部下に要求する方がおかしい。自分の新人の頃を思い出してください。最初から今のようにできていたわけではないはずです。

 店長一人で売上を上げることはできません。売上は社員が上げてくれるのです。だから、売上の数字を要求するだけでなく、どうやったら売上が上がるのかとう方法を教えなければならないのです。自分一人でできることなどたかが知れていますが、皆でやれば大きなことができます。部下が育つのを見たくありませんか。教えるということは学ぶことです。

ジャンル:
コーチング・マネジメント
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