グライダーの日記

グライダー関連の活動日記
工学院大学航空部の近況報告

29日のフライト

2010-04-29 20:03:54 | GLIDER
前日までの降雨により滑走路コンディションが心配されましたが、芝目の密度が濃いお陰で問題ありませんでした。

しかし、前線通過が予想より遅れたため、その影響で南西の風が強く12時頃で最大13m/sの風が吹き、前線通過を待ちました。
その後、パラパラ降雨もありましたが、通過を事務所で確認して、13時過ぎにフライト準備を行いましたが、低気圧が発達しながら移動しているためか、南西の風が7~8m/sと吹き、ガスト含みで心配されながら、14時過ぎに発航しました。

エアーボーンするとアップダウンレフトライトと振られ、ガストが予想以上でした。しかもその領域が300mまで続き、悪コンディションである様相。
450mで離脱して、プラスがあるものの西風成分が強く、どんどん流される状態。

曳航機パイパーは、ガストと横風成分が強いため、滑走路B、C、Dを使ってなんとか着陸。軽いパイパーには限界を超えていたようです。

その点、G-103TwinⅡ(JA2289)は、こういう時に真価を発揮してくれます。
多少のガストは、その対応が遅れなければ追従はほぼ問題なくできますし、強い向かい風でもしっかりと前進してくれます。
というわけで、この1回のフライトで終了となりました。

天気:晴れ一時くもりのち晴れ、南西の風5~13m/s、視程良好、体感温度22℃。
実績:1回、0+11。

他の利用団体もなく、完全貸切状態でしたが、残念でした。

次回フライトは、2日と3日です。
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耐空検査飛行と体験飛行

2010-04-26 19:21:28 | GLIDER

25日は、予報通り絶好の好天気に恵まれ、予定通り機体組み後に耐空検査飛行を無事に終えて通常フライトを実施できました。

天気:快晴、南寄りの風1~7kt、視程良好、体感気温18℃。

この日に合わせてくれているかのような、絶好の耐空検査日和の一日となってくれました。
高気圧に覆われた気圧配置ながら、上空に寒気が流入しているとのことで、まずまずのコンディションとなりました。
でも、ブルーコンディションで上昇風はできるものの、安定した上昇風ができずらく、強いところと弱いところがまばらにある状況でした。

助っ人でOBが駆けつけてくれましたので、機体組みから新一年生のお迎えや、ピスト設営・運航等々やってくれましたので、検査飛行も問題なく合格となり、スムーズに一日が運びました。

検査飛行では、念のため3000ft離脱で検査項目を一つ一つ実施しようとすると、久々の+5m/sオーバーの上昇風に遭遇、あっという間に1600mの高度となり、余裕の高度でそれぞれの項目を実施。
余裕があったので、ダイブブレーキ半開及び全開時の失速を試してみました。もちろん異常なし。

この機体G-103TwinⅡ(JA2289)は、30年経っていますが、一度もハードランディング等の衝撃を受けてなく、ウインチ曳航を実施していないので、ほとんど過度な負荷を与えずに今に至っています。

毎年、ワックス掛けした後のフライトは、0.5割ほど性能が良くなるような気がしています。

最後は、沈下帯で高度を落として着陸。35分の検査飛行となりました。
その後は、合格ということで引き続き練習フライトを実施。

1年生の体験飛行希望者が昼から3名が来て、興味深そうにそれぞれのフライトを観察していました。
気流が穏やかになった15時過ぎにそれぞれ飛んでもらいました。
やはり、初めてグライダーで空を飛ぶということはそれなりの緊張感を皆体感します。
ほとんどの人は、風切り音だけの空の世界に感激します。稀に怖さを感じる人もいます。

人間が空を飛ぶのですから、怖さ感を覚えて当たり前と思います。
ちなみに、私は今でも怖さを感じて飛んでいます。この緊張感は忘れないように飛ぼうと思っています。


次回フライトは、29日と2日と3日となります。希望があれば5日も。

後一年、G-103TwinⅡ(JA2289)を運航します。
その後については、この一年間の活動内容次第となります。
学生部員が何名になるか?関係者の活動参加者が何名か?

もうひとつ、関宿滑空場で活動している京浜ソアリング・クラブ(KSC)から、JA2289使用の申し出があり、共同運航ということで受諾しました。
書類関係が整い次第、KSCさんの新規複座機が来るまで(秋頃)一緒に活動します。

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機体整備作業その四

2010-04-19 18:05:08 | GLIDER
18日は、週末の降雪が嘘のような好天となりました。

でも、滑走路にはたくさんの水溜りができていましたが、なんとかフライトはできたようです。
上昇風もそれなりに発生していたようで、時より滞空していたのが見えました。

我々は、朝からひたすら整備の一日となりました。

この日の整備作業のメインは、機体表面の仕上げ。
専用コンパウンドとワックス仕上げです。
これが、なかなか根気のいる作業で、磨き上げる気構えが必要です。
自分が飛んでいるイメージを想いながら磨きができれば、良いパイロットになるはずです。

グライダーパイロットには、グライダー自体にパワーがありませんので、正確な姿勢制御と的確な状況判断が求められます。
無動力機が自然の力を利用して、自由に空を翔るのですから、簡単なわけがありません。
一回一回大切に練習することはもちろん、普段の心構えと心がけが良いパイロットへの道となるのです。

他には、整備士による内部点検と操縦席内の清掃および補修作業を行いました。

ほぼ予定通り整備作業を実施できましたので、25日(日)に機体を組んでの測定や若干の補修を行って、フライトテストを実施予定です。



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整備作業その三2010

2010-04-12 18:51:40 | GLIDER
11日は、G-103TwinⅡ(JA2289)の耐空検査のための整備作業を行いました。


この日は、朝から気温が高めで曇り空でしたが、だんだん雲が取れて、絶好のフライト日和となりました。でも、整備作業には暑い一日で、久し振りに汗が出る陽気と。

滑走路では、KSCとASCクラブが運航していました。
昼前から条件が積雲ができるほど良くなり、滞空していたようです。
15時過ぎには、前線通過で強い風が吹き始め、飛んでいた人達は非常にトリッキーで面白い
一日だったと言っていました。

天気:くもりのち晴れのち曇り、視程良好、体感気温22℃。

この日の作業は、主に表面のゲルコートを専用コンパウンドで磨く作業を行いました。
機体の表面積は結構広いので、この作業が一番手間がかかります。
幸い、OB上野さんが助っ人として朝から参加してくれましたので、ほぼ予定通り実施できました。

来週18日に、もう一日軽微な保守作業と整備士による点検作業を行う予定です。

いよいよ、25日のテスト飛行が終われば、通常のフライトができます。

やはり、グライダーは飾るものではなく、飛んでその真価を発揮するものです。
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新入部員大募集中!

2010-04-07 18:54:14 | GLIDER
新入生の諸君、入学おめでとうございます。

大学は、自らが学び探求するところです。

待っていても、何も始りません。

まずは、航空部の「体験搭乗会」に参加してみましょう。

昨日6日と本日7日に八王子校舎で、新入生歓迎会が開催されました。

本日7日、時間ができたので、八王子校舎へ行ってきました。

八王子付近は桜が満開で、新入生の心を表わしているようでした。

健康診断や各ガイダンス等々各教室を行き来する間に各クラブがブースを設けて勧誘活動を活発に行っていました。

航空部は絶好の場所を確保して万全な状態のはずでしたが、勧誘する部員が1名しかおらず、寂しい状態でした。
昼ごろから、雨もポツリポツリと落ち始め、更に気温が下がり始めて、寂しい状態に拍車をかける様相でしたが、ここで助っ人が参加してくれました。

何と昨年より合宿等でお世話になっている首都大東京の航空部部員2名が応援に来てくれたのです。しかも紅二点。
この後の状況は分かりませんが、多分好結果が期待されます。

表立った勧誘活動はこの2日間ですが、募集は継続しています。

すぐにでもメンバーとして活動したい人は、11日から参加してもらいたいところです。
11日、18日は機体整備作業を行います。
まずは、実機に触れてほしいところです。
自分たちが飛ぶ機体を自分たちの手で整備する。こんな体験は他ではできません。

体験搭乗会は、4/25、29、5/2、3を予定しています。
都合の良い時に参加して、是非グライダーを体験・体感してもらいます。

参加希望者は、部員に連絡を取って、参加方法を聞いてください。

昔を知っている人間にとっては、最近の八王子キャンバス内の変わりように驚いています。
新しい近代的食堂(寮があったところ)で、今日は250円のカレーライスを食べてきました。旧食堂後は、今は更地となって芝生となっています。
他に新しい建物と古い建物がほぼ隙間なく立ち並んでいます。
私の頃は、一号館と二号館と三号館と食堂と寮と体育館ぐらいしかなかったような記憶です。

図書館にも行ってみました。
以前、OB会で寄付した書籍がどのようになっているか気になっていたので、確かめてきました。八王子と新宿校舎のそれぞれの図書館に、ほぼ同じものを寄贈したはずでしたが、残念ながら記憶にある図書を一部しか確認できませんでした。

とりあえず、グライダーの教本としての「風を聴け」は確認できたので、一安心でした。

グライダーに興味を持った在学生の諸君は、図書館に行って閲覧してみてください。
「風を聴け」の隣に「CROSS-COUNTRY SOARING」と「世界の滑空機」図鑑がありました。
でも、横にされていて表題が見えませんので、PCで検索して捜してください。
機械工学の一番下段にありました。
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整備作業その二2010

2010-04-05 19:04:23 | GLIDER
4日は、曇り空の中少し寒かったですが、整備作業を行いました。
4月に入って、寒空が続いています。関宿滑空場の咲き始めた菜の花も今一元気がありませんでした。
予報では、まだ暖かくならないようです。ということは今年のゴールデンウィークは、良いかもしれません。

天気:くもり、東の風、視程良好、体感気温10℃。

9時に関宿滑空場に到着すると、すでに2年生となった江坂君が一人で作業を始めていました。
直ぐに合流して、主翼を表に出し、表面の磨き作業にかかりました。
ゲルコートクラック(ひび割れ)は、上面に目立ちますが、下面はあまりありません。
作業後の状態は、思ったより良好な状態となっています。これからさらに特殊コンパウンドをかけて、さらに滑らかに鏡面を目指して磨きます。

次の作業は、11日と18日の予定です。
順調にいけば、25日に機体を組んで測定後にテストフライトを行います。
合格すればそのままフライトを継続する予定です。

工学院大学では、入学式を終えて6日と7日に新入生歓迎会と称して部員勧誘活動が行われます。
今年は、何名の体験搭乗希望者が来るか楽しみです。

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