ギャラリー縄「しょう」

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展覧会案内

2009-04-06 | 展覧会のお知らせ
森岡成好 陶展
4月10日(金)~18日(土)

  

1948 奈良県吉野町生まれ
1974 和歌山県かつらぎ町下天野に築窯
     以降、全国各地で個展

同世代の陶芸家として、森岡成好氏の名前と作品は随分以前から
知っていましたが、なぜか縁がなく、永年気になっていました。
昨秋はじめて窯へお訪ねしたのですが、ある種の感銘をうけました。
「なんと安定しているのだろう」との感を覚えました。
森岡氏が造り焼かれたもの、陶房、自然に根ざした生活環境など、
なんら誤魔化しのない、自然体が伝わってきました。
若い頃から、世界各地の土器作りの地を探訪されて、自身の南蛮風
焼締を造られていますが、素材、土によって色々な表情があります。
このたびも、石垣島、種子島、宮崎県、地元の土など、それぞれの
質感があり、各々に惹きつけるものがあります。
先ごろ、窯焚の最中にお伺いしましたが、各地の若い陶芸家達が
手伝いに参集していました。

















展覧会案内

2009-04-02 | 展覧会のお知らせ
国定克彦 陶展
3月27日(金)~4月4日(土)

1968 京都に生まれる
1988 嵯峨美術短期大学陶芸科卒業
     岩淵重哉先生に師事
1994 独立、京都府瑞穂町に築窯(雲石窯)
2000 大阪、セントラルギャラリーにて初個展
2001 第九回「花の陶展」大覚寺賞(大賞)受賞
2005 第一回「菊池ビエンナーレ展」特別大賞受賞

国定克彦さんの作品を見ていますと、師匠であった岩淵重哉先生の
面影が、色濃く感じられます。
岩淵重哉先生は、最も京都らしい焼き物を造られた陶芸家だと思います。
伝統に培われた洗練された造形、細部にまで目を行き届かせた技巧など。
嵯峨美術短期大学、適翆美術館などで多くの後進を指導されましたが
晩年の内弟子であった国定克彦さんに、確実に継承されているようです。