
豪州では、炭素税の議論が盛んに行われて来ました。6月に訪豪したときに、次のような話を聞きました。
「炭素税は、ラッド前首相が辞任する契機の一つとなったものだが、ギラード首相も同じような立場に陥っている。現首相は、自分の在任中は炭素税を導入することはないと宣言していたが、今年、その方針を変え、炭素税を来年から施行することを打ち出した。約束を破ったということになり、選挙では大変不利な状況となると思われる。連立を組んでいる緑の党は極端な方針を有しており、現首相をサポートする立場にはない。ギラード首相は、炭素税を浸透させなければならないが、そのリーダーシップには疑問が出されている。当面、CO2トン当たり20ドルという議論が継続されている。労働組合との関係も微妙で難しく、どの位の失業者が出そうなのかという点については明言していない。政策の結果というより政治結果である。最終的な決定は今年末と見込まれている。」
7月に入って、炭素税という名目ではありませんが、Carbon Price(炭素価格)が、2012年7月1日から導入されることが発表されました。その価格はトン当たり23豪州ドルで、2015年7月1日までの当初3年間は毎年2.5%ずつ上げられ、年間の価格は炭素税のように固定されるそうです。その後、Carbon Priceメカニズムは、市場で価格が決定される排出権取引に移行されます。市場メカニズムを活用することで、環境上も経済的にも有効な削減効果が得られるとしています。
ギラード首相によれば、このCarbon Priceは政府計画の核心をなすものであり、豪州を、クリーンエネルギーの未来に導くとしています。Carbon Priceは、大口の排出事業者に対して、温室効果ガス(GHG)削減のための経済的なインセンティブを与えるものです。このメカニズムの下では、500以上の排出事業者がGHG汚染に対する支払いが必要になります。得られたお金の半分以上は、家計を助けるための減税や年金受給額の増加など、また、クリーンエネルギーや気候変動対策事業の創出や雇用のために使われます。
http://www.pm.gov.au/press-office/putting-price-carbon-pollution
色々議論百出のIssueではありますが、一歩を踏み出した勇気には拍手を送りたいと思います。
「炭素税は、ラッド前首相が辞任する契機の一つとなったものだが、ギラード首相も同じような立場に陥っている。現首相は、自分の在任中は炭素税を導入することはないと宣言していたが、今年、その方針を変え、炭素税を来年から施行することを打ち出した。約束を破ったということになり、選挙では大変不利な状況となると思われる。連立を組んでいる緑の党は極端な方針を有しており、現首相をサポートする立場にはない。ギラード首相は、炭素税を浸透させなければならないが、そのリーダーシップには疑問が出されている。当面、CO2トン当たり20ドルという議論が継続されている。労働組合との関係も微妙で難しく、どの位の失業者が出そうなのかという点については明言していない。政策の結果というより政治結果である。最終的な決定は今年末と見込まれている。」
7月に入って、炭素税という名目ではありませんが、Carbon Price(炭素価格)が、2012年7月1日から導入されることが発表されました。その価格はトン当たり23豪州ドルで、2015年7月1日までの当初3年間は毎年2.5%ずつ上げられ、年間の価格は炭素税のように固定されるそうです。その後、Carbon Priceメカニズムは、市場で価格が決定される排出権取引に移行されます。市場メカニズムを活用することで、環境上も経済的にも有効な削減効果が得られるとしています。
ギラード首相によれば、このCarbon Priceは政府計画の核心をなすものであり、豪州を、クリーンエネルギーの未来に導くとしています。Carbon Priceは、大口の排出事業者に対して、温室効果ガス(GHG)削減のための経済的なインセンティブを与えるものです。このメカニズムの下では、500以上の排出事業者がGHG汚染に対する支払いが必要になります。得られたお金の半分以上は、家計を助けるための減税や年金受給額の増加など、また、クリーンエネルギーや気候変動対策事業の創出や雇用のために使われます。
http://www.pm.gov.au/press-office/putting-price-carbon-pollution
色々議論百出のIssueではありますが、一歩を踏み出した勇気には拍手を送りたいと思います。










