レストラン不動産日記

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飲食店におけるIT化の悩みを解決するスペシャルサイト「IT活用繁盛店」が、1月15日、オープン。

2010年01月28日 | Weblog
お店の運営をスマートなIT化で繁盛店への道を切り開こう! ということで
こんなサイトがオープンしたようです。

不況の影響により、飲食店は、販促費、人件費、食材費など、さまざまな面でコストの削減を進めながら売上減をカバーする対策を講じている。しかし、このようなコストカットを容易に行なってしまうと、スタッフのモチベーション低下や料理のクオリティを落とすことに繋がり、さらなる不振に落ち入る原因になることも多い。

それでは、不況に強い飲食店をつくり上げるために、なにをすべきなのか。その対策として注目されるのが「IT化」である。

外食産業の長い歴史において、大手チェーンや一部のITに強い企業を除き、ほとんどの中小・個店は、お店の運営にITを積極的には導入してこなかった。それでも経営が回っていたうちはよかったが、消費減少及び外食デフレの急激な進行に伴い、どの店も利益率をギリギリまで落として経営しなければお客さまが来なくなっている今、IT導入による業務効率化は必要不可欠となってきた。

そこから飲食店が得られるメリットは大きく3つ。

一つ目は「日常業務の効率化」。さまざまな作業をITで自動化することで日常業務のムダが省けて、お客さまへのサービス向上やメニュー開発など、本来やるべきことに、より集中できる。

二つ目は「効率的経営」。売行き商品やお客さま動向の時間的推移を数字で正確に把握することで、感覚に頼っていた際のムダが浮き彫りになり、最適な食材の発注やスタッフ配置など、本当に意味のあるコスト削減が可能となる。

三つ目は「データの活用」。IT導入により収集したデータにより、第三者の視点でお店を見つめ直すことができ、改善・強化のポイントが明確化される。例えば、最も出る料理、お酒は?最も混む時間帯、その客層は?それに併せて、なんらかの企画を仕掛け、さらなる集客に繋げられないか…etc。スピーディに対策を講じ、その反応を見ながら次の対策を練ることができ、その繰返しで、効果のある販売戦略を実行することができ、強いお店をつくり上げることができる。

つまり、「飲食店のIT化」とは、より強いお店づくりのための確かな指標が持てるようになる、ということだ。

とはいえ、IT化といわれても、なにから取り組んでよいか分からない、という飲食店オーナーが大半だろう。そこで、1月15日にオープンした飲食店向けのスペシャルサイト「IT活用繁盛店」をおすすめする。同サイトは、“お客が喜ぶ、お店が儲かる”をテーマに、飲食店のIT活用指南としてのコンテンツを提供する。同サイトが優れているのは、自分のお店の状況や問題点に沿ってなにが必要なのかを、オーナーが検索しやすく工夫されている点だ。例えば、「業態から選ぶ」→「居酒屋」を選択すると、“お客さまをお待たせしない「スピード化」を図りたい…”“フロアスタッフの導線を改善したい…”など、問題点と対策が一目瞭然で分かりやすく記載されている。また、ITによる業務効率化に成功した飲食店の導入事例も揃っているので、より理解が高められるのも嬉しい。

「長年、外食産業のIT化を支えてきた当社が、飲食店から寄せられる膨大な悩みを集約した上で、こんなサイトがあったらお客さまに喜ばれるだろう、というものを形にしました」とは、NECインフロンティアの事業計画室石指氏。「IT化は、お店のサービスや料理の質を一層高めるために大切なことです。お客さまが満足して再び来店すればお店は儲かる。その好循環なサイクルをつくり上げるためのシステムを分かりやすくご紹介するサイトとして、これからも飲食店を強力にサポートするべく、コンテンツの更なる充実を図っていきたいです」と話す。

今年も外食産業は激戦となる予感。2010年、繁盛店になり得るかどうかは、ITをどこまで導入できるか、が鍵になりそうだ。
>フードスタジアムより

飲食店向けのスペシャルサイト「IT活用繁盛店」
http://www.necinfrontia.co.jp/fit/j_5.html

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