共に生きる福祉講座
「ひとびとの精神史の水系から
―どこへ行く「埼玉流」(自立生活と共生)」
お話:栗原彬さん(立教大学名誉教授・政治社会学)..
日時: 2月4日( 土)13:30~
会場:岩槻駅東口コミュニティセンター8多目的ルームC(5階)
さいたま市岩槻区本町3-1-1
参加費:500円(資料代)
主催:埼玉障害者市民ネットワーク (代表・野島久美子)
共催:(一社)埼玉障害者自立生活協会 (理事長・坂本)
問合せ:大坂 090-4938-8689
写真:埼玉障害者市民ネットワークの総合県交渉2016に向けたちんどんパレードに参加した栗原さん
「郊外の分解者たち―わらじの会と埼玉障害者市民ネットワーク」という文章(著者・猪瀬浩平さん)が
おさめられた「ひとびとの精神史 第9巻―震災前後2000年以降」(岩波書店、2016年)の編者が栗原彬さん。
この本には、ほかに原発被災者,反貧困、沖縄・反戦、若者たちの民主主義、農ある街づくりなど、
時代を拓く多くの試みが横並びに語られています。
冒頭の文章は、性的マイノリティ、水俣、日常編集と束に。
栗原さんは「プロローグ」として、これらの「細流」が伏流水となり、連係し合う瀬をつくって、
やがて人類史の海に流れ入るイメージを描いています。
私たちの運動は、「遅れた埼玉」を逆手に取り、「自立生活」、「分けない(共生)」、
「反差別」の諸活動が同じ土俵でせめぎあいつつ、自治体をよきケンカ友達としてやってきました。
しかし、近年の市場化の大波により、土俵が拡散し、自治体の独自性もゆらぐ中、
あらためて私たちの現在地点を計測し、進路を見定めることが問われています。
ここ数年、総合県交渉の前のちんどんパレードに参加していただいている栗原さんをガイドに、
ひとびとの水系を共にたどり、共に考えましょう。