風通庵-直言

ヨモヤマ話

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優先座席の復活・阪急電車

2007-10-18 11:10:39 | Weblog
 「全席が優先座席」で、どの席でも譲り合いと思いやりの精神をと乗客の「性善説」に期待して電車内の優先座席を廃止したが、現実はそうもいかず見事裏切られた格好の阪急電車がこのほど「優先座席」を復活する。
 この優先座席は、高齢者、障害者、妊婦や乳幼児連れの乗客を優先した座席で、廃止後乗客から復活の強い要望があったようだ。
 なにしろ「性善説」の通用しないいまの世の中、人の善意にも期待できないし、物事を良い方に解釈すると見事に裏切られたりもする。しからば、それを裏返して、自らのために他人に強要したらどうなるか。
 
 
 ある時、京阪電車で、終点の二つ三つ手前の駅から乗車した70代と思しき夫婦、7割くらいの乗客で空席はなかった。電車に乗るや妻の方が早速シルバ―シ―トの前に立って、座っている人に、
 「チョット、あんた、ここは年寄りの席やから、退いて頂戴。あんたも、あんたも。」と、座っている客を指差して言った。
 それを見かねた夫が妻に、
 「もうエエやないか。すぐ下りるんやから----。」
 と気の毒がって云うと、妻は、
 「あんたは黙って私の言う通りにしなさい。遠慮も何も要りません。ここへ座りなさい。」と命令口調で言う。
 ------そういうことになると、座っていた乗客も立たざるを得ないし、周辺の乗客も遠慮も会釈もないその厚かましい女の辺りに目が集中する。
 気恥ずかしい夫は、
 「すんまへんなァ。」と、周囲の客に詫びると、
 「言い訳はいりまへん。黙って座ったらよろしい。」
 そこで夫はシブシブ妻の隣に座るが、座ってはみたが妻からの暴言にバツが悪るそうであった。妻は大きな顔して周囲を見回し、
 「折角、年寄りの席作ってくれているのに、座らな損ですがな。」と、大きな面構えで言い捨てた。


 こんな場面を見ると、立たされた乗客に同情こそすれ、譲り合いの精神を説く気にもならない。その場に居合わせた乗客は全員そう感じたに違いない。可愛らしげのない女、クソ婆であった。

 
 あの優先座席と言うもの、あくまでも人の善意に期待したもので、強制するものではない。ましてや先客が座っている席を立たせてまでも自分が座る権利があるのだろうかと、つくづく疑問が生じた。
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