風通庵−直言

ヨモヤマ話

歴史は繰り返す

2011-11-16 10:01:37 | Weblog
  歴史に「if」はいらない、ただ繰り返すのみ。

 下記、用語は古いが、内容は新しい。

 「2年有半の間において3たび内閣が辞職をする。政局の安定さえ得られない。どうしてこの国難に当たることができるのであるか。政府の首脳部に責任観念が欠けている。身をもって国に尽くすところの熱力が足りないからであります。(中略)国論の趨勢を無視し、国民的基礎を有せず。国政に対して何らの経験もない。しかもその器にあらざる者を拾い集めて弱体内閣を組織する。国民的支持を欠いているから、何ことにつけても自己の所信を断行するところの決心もなければ勇気もない。」

 2年余りの間に内閣が3度代わって、しかも国政に何らの経験を持たない、その器にない者ばかりを拾い集めて内閣を組織しても、期するところ弱体内閣で、政局の安定は得られない。との内容だが、現政権の民主党が、この2年間に鳩山,菅、野田と変わり、何を目指して政権党になったのか。ただ与党になりたかった以外の何物でもないと揶揄していると思いきや、何のことはない。昭和15年2月2日、帝国議会で当時の衆議院議員・斎藤隆夫の「反軍演説」と言われた演説で、<日米開戦70年の検証>とのテーマで産経新聞が特集しているその中から原文のまま引用した。
 要は、支那事変の目的は何か、国民の間に徹底していない。現に、10万人以上の犠牲者を出し、日清、日露の戦争以上に戦費を費やしてまで戦争を継続するのか。そんな背景があり、当時の首相は米内光政である。
 以後、国民は一途に耐え忍び、軍政は戦争へと一直線に走るのであるが、この国民の忍耐を今度の東日本大震災に置き換えると、切歯扼腕(やくわん)しながら堪える国民の状況が似ていると。(一部略)(中略)(以下略)

 それが現政権、民主党になっての最初の鳩山氏は、米軍沖縄普天間飛行場の移設問題で、腹案もないままに移転先を「最低でも県外」と言い、一方オバマ米大統領に対しては「トラスト・ミ」と大法螺を吹いて追われるがごと退散。後任の菅氏は中国漁船衝突事件で、なんか分からないうちに超法規的とかで、中国人船長を釈放し、那覇地検の独自の判断と、これも大法螺を吹いては国民のひんしゅくをかう。折しも東日本大震災での一向に進まない解決手段で、国民の支持を失って辞任。更に後任の野田氏、2年の間に3人目の首相。これは今やTPPで進行形である。これ以外にも、個々の閣僚の資質の問題に触れようものなら、それこそその器にないものばかりを拾い集めての閣僚で、深刻なモラルハザートをもたらし、進行形である。



 (注)昭和15年2月の時点での「2年間に3度の政権」とは
            
     昭和14年1月 平沼キ一郎
        同 8月 阿部信行
       15年1月 米内光正

     なお、溯ると

     昭和11年3月 広田弘毅
       12年2月 林銑十郎
        同 6月 近衛文麿
       14年1月 平沼キ一郎

     
 
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東日本大震災 普天間飛行場 衆議院議員
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