里山環境デザイン toshi de satoyama

都市における里山デザイン、里山の知恵、庭の野草のこと

雨の庭 rain garden

2017-07-11 20:30:39 | 都市で里山









園庭でどうしても水はけが悪く、水たまりが出来てしまう箇所がありました。

園庭にする前は駐車場で、もともとの地名が「成瀬」、川が近くに流れています。

また、山を削った土地らしく、基本は「山砂」の多い土地でもあります。

大規模な土壌改良も大工事ですので、教えて頂いた「雨の庭」にすることに・・。

雨水の大切さを知り、水辺の生態系を作る意味合いもあります。

作り方は簡単で、ただ穴を掘っただけ・・笑。

そこに、水質浄化作用のある水辺の植物を植栽しました。

施工直後の画像は上ですが、掘った穴に水を貯めただけです 笑。


水中の生態系づくりに重要なバクテリアは約二週間で発生します。

それは、まさに地球創世記の生態系形成の縮図でもあります。

庭に小さくても、「里山の水景」を作ることは、アメンボやヤゴ等の昆虫やカエル、メダカ等の住処になります。

蝶が飛び、鳥が水を飲む様は、まさに都会のオアシス、里山の縮図です。

施工時に掘った土は、植栽の築山になりますので、まさに一石二鳥と言えます。







雨の庭の場合、雨水だけの給水になりますので、基本は魚は飼いません。

ですが、園の先生たちが「白メダカ」を数匹放流したら、小メダカが孵って画像のような「メダカの学校」に!

雨が降らない時には水を足すそうですが、基本雨水のみだそうです。

樹木の水遣りの際の水も流れ込むらしく、水量管理は楽です。

植物の浄化と、メダカが泳ぐことでの水流、日光や土壌養分等の条件を満たした結果、4か月という短時間で、雨の庭が形作られました。

庭づくりは、常に「応用」「基本」と「逆転の発想」のせめぎあいでもありますね。

元々が水田や、水に関係する土地の上に家を建てることも多くなりましたが、環境に逆らわず、元の土地の記憶に添う事も大切なのかもしれません。










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