寓居人の独言

身の回りのことや日々の出来事の感想そして楽しかった思い出話

陶彫というものを初めて知りました(20140627)

2014年06月27日 08時18分08秒 | 日記・エッセイ・コラム

 『 創 』という冊子を頂いた。作者は学生時代からの知人澤井佳子さんです。澤井さんは大学を退職後、陶器制作を始めたと聞いていました。趣味の範囲だと言っていたのですが、趣味の範囲を超えて芸術の世界へ入っていたようです。私は焼き物が好きで、地方へ行ったときには時間のある限りその地方の窯元を探して訪ねてきました。そこではいろんな出会いがありました。例えば三川内焼の窯元では、京都の高僧の方が下絵を描き下干ししたものに出会いました。これらは出来上がったら宮崎県の美術館へ収蔵されるという話でした。

 澤井さんの『 創 』の中には澤井さんの陶彫作品が多数掲載されています。一つ一つの作品がどのような発想で制作されたのか等を推理することは無意味なことです。

 澤井さんは25年間に及ぶ創作活動の中でたくさんの賞を受けてこられました。日本国内だけでなく世界各国の芸術賞を受賞されています。作品が高く評価されている証ですね。

 おめでとうございます。そしてすばらしい冊子を頂きましてありがとうございます。これからも創作活動を続けて下さることと思いますが、健康にも留意して下さい。

 蛇足

 思い出話です。数十年前になりますが横浜駅に続く地下街の喫茶店でコーヒーを飲んでいるときに、ある知人がその方の友人を紹介してくれました.彼は創作に資金が不足しているので作品を買って援助して欲しいと言って写真を見せてくれました。それは食パンをかたどったステンレスの塊にステンレスのナイフが刺さっているものでした。価格は私の手が出ないほどでしたので丁重にお断りしました。あの方は今どうしているでしょうか。


最近我が家の周辺で起きている自然現象(20140619)

2014年06月19日 07時19分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

 我が家の周辺は木々がたくさん生えており、いろんな渡り鳥がやってくる。その鳥たちが落とした糞から見たことも無い草や木が自生している。例えばソテツもそのひとつでもう20年ほども前に芽を出しいつの間にか5,6メートルほどの高さに成長した。これは渡り鳥と無関係かと思うが、今年は大量のドクダミが花を咲かせている。今日などは庭の芝生にも進入して花を咲かせている。そして西側の町道沿いに生えていた蕗がいつの間にか刈り取られたと思ったら、今度は同じ所にミョウガが群生している。

 北側の家の庭からものすごい量の小さな(約3㎜)ありが移動していた。我が家のアプローチ(約7メートル)を家に沿って東に行き、道路に出たところで南に曲がり、10メートルほど行った車庫脇を塀に沿って上に登り我が家の庭に入っていた。このありは家の中に入ると直ぐに砂糖入れに入ってしまうので、あり除けの薬剤を撒いて迂回を促した。すると翌日、西側の塀に沿って車庫脇へでて上へ登っていた。これも他の場所へ迂回するように薬剤を使用した。その後アリの行列は見えなくなったがどこか他のルートを開発?したのかも知れない。

 最近になってようやくウグイスがきれいな声で鳴き始めた。気がつくときれいな声を張り上げていた峨眉鳥(というのだと友人が教えてくれた)の声が聞こえなくなった。ウグイスの優雅な鳴き声は蛾眉鳥の鳴き声に圧倒され声を潜めていたのだろう。

 4,5日前から西側の林の中でカラスが甘えたような声で鳴き始めた。繁殖期に入ったのだろうか。

 家の周囲に設置してある防犯灯が夜点灯することがある。カメラの映像を見るとネコが通っているのが見える。しかしアリ用の薬剤を撒くと防犯灯が点灯しなくなる。あの匂いはネコも嫌いなようだ。

 雲が切れると真夏の太陽の光が眩しい。もうすぐ蝉が鳴き出す時期になってきた。

 


STAP細胞異変・若山照彦山梨大学教授殿(20140618)

2014年06月18日 23時29分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

  あなたは今疑惑の対象になっているSTAP細胞論文の責任著者の一人ですね。その論文内容について責任ある立場にあるわけですね。あなたは客観的に見て自分の責任をどう感じているのでしょうか。すべては小保方氏に責任があるかのような言動は科学者として如何なものかと感じている人が沢山いるのをご存じでしょうか。
 もしかしたらノーベル賞とは行かないまでも高度の名誉になると思って論文に氏名を連ねたのではありませんか。
 もしかしたらあなたが主導して論文を書いたのではありませんか。
 もしかしたらかなりの研究費を手に入れたと勘ぐる方も沢山いるでしょう。
 もしかしたらもっといろいろな理由があるかもしれませんね。

 もしかしたらあなたはもう正常な思考を出来なくなっているのでは無いでしょうか。
 このようないろいろな疑惑が解消しないと、わたしはあなたは科学分野の研究者として認めたくありません。そしてあなたの輝かしい業績リストがどの程度信用出来るのかと新たな疑惑を持ってしまいます。社会の沢山の真面目に研究している研究従事者も同じ考えに達していることでしょうね。どう見ても自分の保身に四苦八苦しているとしか見えない行動はもう止めて、あなたも共同執筆者として潔い態度をとるべきでは無いでしょうか。


中国は過去の悲惨な歴史を繰り返したいのか(20140616)

2014年06月16日 17時19分58秒 | 日記・エッセイ・コラム

 中国は日本を名指しして、日本の歴史認識は薄いなどと盛んに主張している。日本は太平洋戦争で周辺緒国に少なからぬ被害を与えたことを深く反省して自国を守るための自衛隊しか持たないことを国是としてきた。
 太平洋戦争前の日本が大東亜共栄圏構想を掲げて欧米諸国に対抗してきた。方法論はどうあれ結果的に多くの国々が独立できた。その後も日本の復興とともにそれら諸国に対して経済支援を行ってきた。それらの国々が発展できたのは日本のお陰であるなどとは一言も言っていないし言うつもりも無い。
  それに引き替えて現在の中国は、太平洋戦争前の日本がやってきたことを教訓?として自国の拡張を軍事力を背景に実行しているように見える。
 国際司法裁判所において対話による解決を提案しても中国は応じない。国際司法裁判所での判断は、それがどれほどの効果を持っているかどうか不明であるが、少なくとも国と国との紛争を回避するための対話による解決を行うための最良の方法であることは否定できない。
  ネット検索によると日本は太平洋戦争の賠償を放棄した中国に対して開発援助などの名目で総額6兆円もの援助をしてきたという。中国で人権問題に関わる事件が起こり、これを弾圧する事態がしばしば発生した。そんなとき我が国の歴代首相の何人かが援助を打ち切りたい(打ち切る)と言うと、当時の中国首相は”国民が大騒ぎしますよ”などと言って援助を継続するように暗に要求したという。その援助金は中国国民のためにどのくらい使われたのだろうか。ネット情報によると(その情報を信頼するとすれば)援助金は特に近年は軍備拡張に使用されているという。その結果現在の中国は太平洋戦争前の日本と同じ状態を作り出してしまった。しかし当時の日本国の目標は信じる信じないは別にして東南アジア諸国との共存共栄を目的にしていた。
 昔から歴史は繰り返されるという。しかし、過去の歴史上の事実で後世に悪い影響を残すようなことは繰り返さないようにしなければ世界は進歩しない。
 限りある地球を自国のためだけと考えて拡張政策をとるのではなく、人間を中心に地球上の生物が自然の状態で生きていくことが出来るように我々が努力しなければならない。

  

朝の銀座うら道散歩...(20140614)

2014年06月14日 23時19分21秒 | 日記・エッセイ・コラム

 先日、後輩と銀座の「館野(道場六三郎)」という店で食事をすることになり少し早めに出かけた。新橋駅で下車して外堀通りを通って晴海通りにでて逆に並木通りをまた新橋方向に歩いた。

 朝10時頃だったので週日なのにもかかわらず人通りは少なかった。どの通りもおしぼり集配の人と酒屋の集配の人たちがたくさん来ていた。少時観察しているとよくもまあこんなに酒が消費されると思うほどビールの空きビンやその他の洋酒の空きビン、日本酒の空きビンが回収されていた。それと交換するように同量の中身の入ったビンが搬入されていた。

 この位酒の消費が無いと店を経営出来ないのだろうと思った。集配人に聞いてみると、今は昔(といってもいつ頃か不明であるが)と比べると10分の1ほどに減っているという。水商売は景気の変動に左右されると言われるが、昔を懐かしそうに空を見上げていた。

 中央通りを歩いていたら、松坂屋が工事中のようでブルーシートで囲まれていた。社会人になって数年が過ぎた頃、銀座松坂屋デパートでスーツを買ったことを思い出した。あの頃デパートでスーツを買えるのは贅沢と考えていたのでとても嬉しかった。

 11時40分頃に約束の店へ向かった。「館野」という店に近ずくと何組もの人たちがエレベーターで店へ上がっていった。丁度店の入り口のところで後輩に会うことが出来た。店はそれほど広くなく既に満席のようであった。

 創作懐石料理と言うらしいが、次々に出てくる料理は塩分が少し多いように感じたがどれも美味しかった。

 後輩は職場の様子を教えてくれたが、理事長などの経営者は未だに拡張主義に腐心している様子だった。大学教育の中身が良くて収容しきれないほどの学生が集まり校舎を拡張するというのでは無く、学生数を増加させれば収益が増えるという考えのようである。

 私が現役の頃には、研究に励もうと盛んにいってきたのだが論文賞の対象になる研究論文は私の他に2人しか出なかった。良い研究をしてあの先生のところで研究をしたいと学生が集まってくれば一番望ましいのだが・・・。

 良い研究をしたいのだけれども予算が少なくてとか授業や会議が多くて研究時間を取れないというのは研究能力の無いことを隠蔽している証拠である。私は今になって少々自分の趣味に使える時間が出来たが、現役の頃には朝7時頃に大学に到着し夜10時頃まで研究に従事していた。特に忙しいときには徹夜になることもしばしばあった。そういう意味で妻に迷惑をかけてしまったが妻は理解してくれていた。その間頑張ってくれた妻には感謝している。


同窓会報(20140613)

2014年06月13日 13時40分14秒 | 日記・エッセイ・コラム

 毎年2回送られてくる同窓会報は母校の最近のことがいろいろ書かれており楽しいものである。今年の新入生の受験情報では、今も人気が高い学科は10倍以上のところがあり希望のところで勉強するためには大変な努力をしなければならない。私が受験したときは,その学科は12倍の競争率であった。50人ほどもいた試験教室の中で平均4人しか大学へは入れないのだ。当時は理工学系学科に人気があった。

 そして毎年行われる大阪府立大学とのスポーツ対抗戦の結果を見ることだ。私はワンゲルに入っていたのであまり関係なかったが運動部の活躍を知るのは楽しみだ。

 同窓生や教員の訃報も見る。同期生の数は卒業後50年近くになると少しずつ減っていくのは仕方が無いが、彼とはこんなことがあったなどと昔に戻っていく。 

さすがに私たちに講義をしてくれた教授達の消息は少なくなった。

 次回の同窓会開催期日の報せが書かれている。そして同窓会の活動支援と在学生の経済支援のために寄付をお願いしたいと書かれている。その後に寄付者名簿が載っている。

 今年も同期会が開かれるのだろうか。今のところ報せは届いていない。

 


今年もワインの試飲会が開かれました(20140608)

2014年06月09日 19時58分57秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨6月8日15時頃から近くの酒店でワインの試飲会が開かれました。今回はChablis(2011)、Chablis Vieilles Vignes(2013)、Chablis ler Cru Montee de

Tonnerre(2009)、Chablis Grand Cru Bougros(2006)の4本を試飲することが出来ました。Chablisワインはどれも辛口でした。店の若奥さんの説明にあったように

香りはグラスを静かに手に持ったとき、グラスを軽く振ったときで微妙に変化します。味わいも香りと同様に変わります。味わいはさらに口に含んだ瞬間と少し口の中で転がした場合でこれまた微妙に変化します。

 2006年産のワインはまろやかで美味しいワインでした。卓上には焼きたてのフランスパンやチーズなど心づくしのおつまみがたくさん飾られ、3時間あまりの間至福の時を過ごすことが出来ました。ありがとうございました。

 同席された方々も皆さん感じが良く親しくお話が出来ました。大奥様は私より1,2才年長ですが若々しく好奇心旺盛でこれもワインを飲んでいるお陰だと話されました。お元気でまたこのような機会が持てることを楽しみにしています。


プロとアマとの差(20140607)

2014年06月07日 23時39分04秒 | 日記・エッセイ・コラム

 本日、わが囲碁愛好会へ同町内に居住するKプロ九段の方が指導碁を打って下さった。Y6段(3子),S5段(5子),T4段(5子)の3面打ちで行われた。結果は、またまた全員討ち死にしてしまったが、T4段は終盤に大きな見損じをしてしまった。その見損じが無くても地合で敗戦は決まっていたようなものであるが、Kプロを驚かすような手を打って褒められた。

 囲碁では、1手の違いで盤面はがらりと変わってしまうことがある。また石を置く場所を1路隣に置くことでも全く違った結果になることがある。だから全体を見回して石を置く。我々アマは打っている最中に全体を把握することが少ない。そこがプロ棋士との大きな差になるのだろうと思う。石を置く場所が一路変わったときの変化を読み切ることは大変なことである。

 例えば、1路違うと言うことはその石の周囲8カ所に置く場所があり、その1手に対して相手がどこに打つかそれに対して自分はどこに打つか。この3手だけを考えても8通りの数10倍の手(打つ場所)を頭の中で考えなければならない。さらに3手目を打ったとき相手がどう打つかそれに対して自分の次の手はどうするか,つまり5手先まで考えると大変なことになる。それらの中の最も納得出来る場所を決めなければならない。ある程度の手は先人達が調べて本に書いてくれたものがありそれで勉強しておくことが出来るが、実際には相手が本の通りに打ってくれるとは限らない。

 さてまたも蛇足になるが、プロの方がタイトル戦で2日間打ち切ると体重が3~5Kgも減るという。こんなことを考えると、囲碁は頭の勝負であると同時に体力勝負にもなっていることが分かる。もしかしたら囲碁を打つとダイエットにもつながるかも知れないなどと考えるのは邪推だろうか。


こんな結果になって非常に残念です(20140604)

2014年06月04日 15時30分10秒 | 日記・エッセイ・コラム

 小保方氏がNature誌に掲載されたSTAP細胞関係の主論文?および補助論文?の掲載取り下げを決心したという。そんなことが可能なことなのかどうか不明であるが、Nature誌のほうでも処理に困惑していることだろう。しかし同誌の責任も少しあるのではないかと思うのは筆者だけでは無いだろう。というのは同誌の方でもそれなりに十分な審査をして掲載を決定したと思うからである。それが前代未聞の不祥事になってしまった。だがこんな話は世界中に数え切れないほどあることは,例えばウイキペデアの「科学における不正行為」という項目を検索するとよくわかる。
 ところで小保方氏は掲載論文を取り下げること、それはつまり論文に不正があったことを認めたことになる。このことは氏のこれまでの研究時間をすべて無駄にしてしまったことになる。それから、小保方氏の研究能力に関する欠陥が証明され自分でもそれを認めてしまったことになる。さらに多数の研究協力者(中には責任を共有する方もいる.その方達の研究能力も問題になるのは避けられない)を巻き添えにしてしまったことである。この責任は重大である。

 小保方氏に厳しい言い方をすれば、科学研究以外の職場をえて自分を再教育する非常に良い機会をえたと考えるべきであろう。古風な言い方ではあるが、これからの茨の道を乗り越えて生きていって欲しい。


今日の出来事(20140603)

2014年06月03日 22時39分38秒 | 日記・エッセイ・コラム

 昨年上梓された「その日から 子どもの戦争・戦後体験記」の日本文学館との出版契約が4月30日をもって終了しました。そして本書の残部が私の元に送られてきました。筆者は我が町の書店に相談して店に置いてくれるようお願いしました。1店は「当店は文法具の方が中心なのでなかなか売れないと思いますよ」といいながらも置いて下さることになった。もう1店は快く置いて下さるというのでお願いした。場所も駅直ぐ脇にある伊勢治書店なので期待を持ってお願いしました。しかも店の中の一番目立つレジ脇の村上春樹氏の新刊本の隣に置いて下さるという。村上春木氏の本とは比べようも無いが、私は感謝の念で一杯になってしまった。
 本書の内容は小説なので地名や氏名などは架空のものになっているが、出来事はほぼ事実に基づいている。戦争の悲惨さや、社会に与える影響などを子供の目を通して綴った体験談として1人でも多くの方に読んでいただきたいと願っている次第です。そして世界から戦争と貧困を無くしましょう。 
  このブログをご覧になった方々には特別価格でお分けしたいと思います。コメントに書き込んでご連絡下さい。
 今年5月に同じ出版社から,短編集「過去からの手紙」が出版されました。これは120人ほどの著者が2頁以内の短いものを書いた短編集で作者のいろいろな体験が書かれていてなかなか面白い内容のものです。
  自分一人で体験できる事柄は極少ないものですが、本を読むことで疑似体験が出来るということです。たくさん本を読みましょう。私もさすがに専門書を読むことは無くなりましたが,小説や趣味の本を毎月5~8冊くらいは読んでいます。