福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

マウスピース矯正の使いどころ

2017-02-19 | 歯並び、矯正の話

ひとくちにマウスピース矯正と言っても、アライナーと言って主として成人対象ですが、日中も装着でき審美的にも良好な装置でプチ矯正を行うもの、成長発育期に使用するムーシールドなどに代表されるものの2種類があります。
当院では成長発育期の患者さんがほとんどですので、例えば乳歯の時期の早期治療としてムーシールドはよく使っています。歴史的には以前よりあるT4Kトレーナー、ここ数年認知度が高くなってきたプレオルソなども成長発育期の患者さんの歯並びかみ合わせ治療に使われる装置です。就寝時使用が原則で、既成の装置を若干調整すればOKですので、患者さん側、歯科医師側両方にとって、導入しやすい装置と言えます。





このようなマウスピース矯正装置は矯正専門医が考案したもので、治療計画の中で早期治療とか第1期治療に使用するという理解だと思います。
それなりに治癒しますが、始めるときの診断と治療計画が重要で、仕上げの全体的治療が必要になれば、想定内ということで準備されている歯科医側の計画性が重要と思います。
プレオルソやT4Kは口腔周囲筋のバランスを良好にし、口呼吸の改善にも有効とも言われていますので、成長期の歯並び咬み合わせの悪化を予防する役割も期待できます。
すなわち第2期治療が必要になったとき、より軽症で、第2期治療後の後戻りも最小限になると期待されます。
シンプルに言えば、例えば7歳の患者さんの歯並びかみ合わせを診て、成人に至るまでのおおまかな治療計画が見え、その中でどの時点でどのような治療介入が適切かを考える、ということだろうと思います。
そこにマウスピース矯正や歯並び拡大とかブラケット矯正があったりするわけです。





ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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