福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

新しい矯正治療オプション

2017-05-28 | 歯並び、矯正の話

最近プレオルソというマウスピースタイプの矯正装置についてがっつり学ぶ機会があって、当院の矯正治療のなかで、どのような例にいつ使うかというポリシーが固まって来ました。
もちろんプレオルソのみで治癒する例もある一方で、第1期(初期、部分)矯正治療に有効で、仕上げに全体矯正が必要だろうという例もあります。





小学校中ほどで永久歯への生え変わり後半に入ったところ。
上の前歯が出っ張っていて、口が閉じにくい、下唇が上下の前歯間に入ってしまい、悪循環になっています。
もちろん、口呼吸もありです。





上の歯並びの形を見ると、V字型に出っ張っています。




咬み合わせは深く、下の前歯が上の前歯を突き上げている状況ですが、前後的な奥歯の咬み合わせは何とか正常範囲かな、というところ。
かみ合わせを浅くしたり、上の歯並びの幅を拡大してV字型から半円形に改善したいところですが、丁度奥歯は生え変わりの時期で、固定型の装置は使えません。
放置しておくと悪循環が続き悪化するのではと思いつつ、生え変わりが終了するまでしばらく待つ、というのが今までの治療オプションでした。
この時期に、完璧ではないけど、悪化を阻止することができないか?
その答えが、プレオルソではないかと考えています。いずれ続報を。








ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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