福岡市の小児歯科・矯正歯科・障害者歯科 ふたつき子ども歯科 院長日記

小児(障害児を含みます)の包括的歯科医療を提供するふたつき子ども歯科。子育てや食のことも含んだ、院長ブログ。

ムーシールドにプラス

2016-12-07 | 歯並び、矯正の話

特に乳歯の低年齢の反対咬合の治療には、随分ムーシールドが使われるようになっていると思います。
治癒のメカニズムが理想的ですが、直接歯に力が加わって治癒するわけではないので、治療期間が長くなるのが普通です。
軽度の反対咬合の場合2~3か月で治癒し、その後かみ合わせを安定させるために、さらに3か月くらい使ってもらい、一旦終了です。
重症な場合、かみ合わせが深く、その分下顎が前方に誘導される量が多いので治癒しにくいわけですが、その分早期治療する価値は大きいと考えられます。
小児の場合、まだ顎関節が完成していませんので、前にも誘導されやすい分、後退する余裕もあるわけです。





この患者さんはがっつり反対咬合で、さらに片側の奥歯まで逆に噛んでいるので、下顎が左右的にもズレて」いました。
重症な例です。ムーシールドは上の歯並びの拡大効果もあるので、治癒を期待して半年使用してもらいました。
生活に定着していて、その分使用感があって若干摩耗して来ています。
重症な割には改善が見られますが、まだ反対咬合です。経過期間を考えると、ここで次の一手です。
右は歯並びの幅、前後径を内側から拡大する固定式の装置です。固定式ですから24時間作用して、就寝時のみ使用のムーシールドと併用できます。
教科書的にはこのような併用例は見かけませんが、重症例の場合、一定期間ムーシールドを使用後は、追加の装置の併用が有効と思われます。
結果はまた報告ということで。ちなみにこの患者さんは4歳です。






ふたつき子ども歯科 http://www3.coara.or.jp/~futam

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